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聴覚障害者に寄り添いたい(2021年3月12日配信『ニュース和歌山』)

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看護師の田中匡子さん 手話バッジ作成

 手話や筆談ができることを聴覚障害のある人に伝える「手話バッジ」を、和歌山市の看護師、田中匡子さんが考案し、普及を図っている。昨年夏に販売を始め、これまで400個が売れた。「サポートが必要な時に聴覚障害者が声をかける目印になる。助けになりたい、寄り添いたいとの思いを伝えるバッジです」とほほ笑む。

 聴覚障害のある患者から「おはよう」「薬」などの手話を教わり、心が通い合うのを感じた田中さん。別の患者にも手話で話しかけると、最初は硬かった表情が和らいでいった。もっとコミュニケーションを図れるよう手話教室へ通い始め、昨年1月には仲間と手話サークルを立ち上げた。

 バッジを思いついたのはその2ヵ月後。電車トラブルに遭い、車内放送を頼りに乗り換える際、「聴覚障害のある人は、何が起こったか分からず困るのでは」と考えた。

 デザインは「手話」を意味する手の絵、手話の文字と初心者マーク、「筆談OK」の文字の3種類。製作を手伝う藤本佐知子さんは「聴覚障害は見た目で分かりづらい。マスクで口元や表情が見えず、読話がしにくくなる中、多くの人が障害や手話に関心を持つきっかけになれば」と願う。

 7月、飲食店や保育園などで委託販売を始めた。その一つ、和歌山市のめでたいやき本舗、貴志範彦オーナーは「『筆談OK』のバッジを見て、筆談で注文されたお客様がとても喜び、度々来てくれるようになりました。接客業へ認知されれば、障害を持つ人は安心して買い物や食事ができ、店にとっても良い効果になる」と熱を込める。

 紀南はじめ、大阪や神奈川、大分にも広がっている。収益の一部は県内唯一の聴覚障害者向け老人ホームへ寄付した。田中さんは「今秋には全国障害者芸術・文化祭わかやま大会があり、全国から集まった障害のある方へのおもてなしになる。地道にバッジを広めたい」と話している。

 和歌山市の日進月歩、岩出市の手話カフェwith youなど13ヵ所で販売。大400円、小300円。郵送希望者は田中さん(yuzu.ten4381@gmail.com)。



広がれ「手話バッジ」! 障害のある人もない人も安心できる社会を(2021年2月12日配信『和歌山放送NEWS』)


手話や筆談で耳の不自由な人とコミュニケーションする意志があることを示す「手話バッジ」を考案したグループが、バッジを販売した売り上げの一部を聴覚障害者のための老人ホームに寄付する活動を始めました。

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仲間とともに手話バッジの作成を始めた田中匡子さん(手には3種類のバッジ)

これは、和歌山市内の病院で看護師を務める田中匡子(たなか・まさこ)さんが、聴覚障害のある患者から手話を習い、手話サークルにも通うようになる中で、去年3月、娘の美帆(みほ)さんとともに乗っていた電車が事故で止まり、車内アナウンスに従って乗り換えるという経験をしたことから、「もし聴覚障害のある人が乗っていたら、ちゃんと家に帰れたのか。困っている人に気軽に声をかけてもらえるよう、なにか目印になるものを作れないか」と考え、作成したものです。

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田中さん(右)と藤本さん(和歌山放送本社オレンジスタジオで)

デザインは美帆さんが担当し、缶バッジの製作は、これまでにも別の活動で缶バッジを作っていた、ボランティア仲間の藤本佐知子(ふじもと・さちこ)さんに依頼し、3人で「手話バッジ作成・糸」を立ち上げました。

当初は、耳の不自由な人がバッジをつけることを想定していましたが、それよりも、周りの人が、手助けする意思があることを示した方がいいと方針転換しました。

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藤本さんに缶バッジ製作を実演していただきました

缶バッジのデザインについては、試行錯誤を繰り返し、いまは、手話での会話ができることを示す「赤いハートに手話マーク」と、手話を勉強中であることを示す「初心者マークを背景にした手話マーク」、そして、「筆談OK」の3種類となっています。

小さいバッジが300円、大きいバッジが400円で、去年7月から販売が始まっていて、材料費を除いた収益は、すべて和歌山県初で唯一の聴覚障害者のための老人ホーム「きのくにの手」に寄付されます。

田中さんは、「この手話バッジを通じて、障害のある人もない人も、地域で安心して暮らせるようになればと思うし、災害時に、手話ができてもできなくても、互いが力になれるようになれば」と話し、藤本さんは、「手話ができる知人から、『先日、困っている人がいたけど、声をかけると不審がられるので、自分が助ける意思があることを示せるのはいいね』と言われ、やはりこれを頑張って広めて、みんなが助け合える楽しい世の中になれば」と話していました。

これまでにおよそ300人がこの手話バッジを購入していて、田中さんらは、去年11月30日と今月(2月)8日に寄付を届けています。





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Author:gogotamu2019
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