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「このまま終わらせるわけにはいかない」 日テレ「スッキリ」差別表現問題で北海道アイヌ協会が対応協議(2021年3月13日配信『HTB北海道ニュース』)

 日本テレビ系列の朝の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族への差別表現が放送された問題で、北海道アイヌ協会の幹部が13日に緊急に集まり、対応を協議しました。

 情報番組「スッキリ」(北海道内での放送はSTV)で12日午前、アイヌ民族を描いたドキュメンタリー映画を紹介したあと、お笑い芸人がアイヌ民族に絡めたクイズを出し、その答えに差別表現を用いました。

 放送後、SNSなどで「不勉強だ」、「差別表現をそのまま放送する体制に問題がある」など、多くの批判や抗議の声が上っています。

 北海道アイヌ協会の幹部が13日午後に集まり、対応を協議しました。北海道アイヌ協会の大川勝理事長は「憤りを感じ、大変遺憾である。このまま終わらせる訳にはいかないので、きちっとした対応を日本テレビにしてもらいたい」とコメントしました。

 STVはアイヌ民族に関する不適切な内容があったとしたうえで「大変遺憾な事であり、日本テレビに対して再発防止を厳しく求めて参ります」とコメントしています。



「怒りで震える」道内関係者 日テレ、アイヌ民族差別(2021年3月13日配信『北海道新聞』)

 日本テレビ系列の情報番組「スッキリ」で12日、アイヌ民族への差別表現があったことを受け、アイヌ民族や研究者たちから批判や再発防止を求める声が相次いだ。

 アイヌ民族の復権運動に取り組む民族団体「コタンの会」代表の清水裕二さん(79)=江別市在住=は「私は小学3年で初めて差別された。同級生に言われたのがまさに今回の問題発言だった。母親に話したら、半狂乱になったことを覚えている。それを今、全国放送するとは怒りで体が震える。この発言が差別になることを知らなかったとしても許される問題ではない」と憤る。

 北大アイヌ・先住民研究センター長の加藤博文教授は同日午後、日テレに対して「看過できない重大な問題だ」とメールで抗議した。胆振管内白老町にアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が昨年開業したことを踏まえ、加藤教授は「アイヌやウポポイという言葉自体はある程度、社会に浸透したが、なぜこうした施策が必要なのか、国の周知と国民の理解はまだまだ不十分だ」と指摘する。

 北大大学院のジェフ・ゲーマン教授(先住民族教育)は「再発防止策として、監督官庁の総務省がアイヌ民族の歴史や差別の問題を理解するよう放送局を啓発することが考えられる。根本的には、政府が同化政策や植民地政策の歴史的な問題をアイヌ民族に謝罪し、反省に立ってアイヌ施策を広く展開していくことが求められる」と話している。(中村康利、田鍋里奈)




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