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「深くおわび」 賠償確定で厚労省が謝罪 建設石綿・大阪訴訟(2021年3月21日配信『毎日新聞』)

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原告らを前に謝罪する厚生労働省の小林高明・大臣官房審議官(中央)=大阪市北区で2021年3月21日午後2時6分、藤河匠撮影

 建設現場でのアスベスト(石綿)を原因とした健康被害を巡る訴訟で、国の賠償責任を認めた司法判断が確定したことを受け、厚生労働省の幹部が21日、大阪市内で大阪訴訟の原告らと面会し、「責任を感じ、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 新型コロナウイルスへの対応などで訪問できない田村憲久厚労相に代わり、同省の小林高明・大臣官房審議官が田村氏の謝罪文を代読した。原告側からは約50人が出席した。

 27年間大工として働き、肺がんを発症した原告の西岡浅夫さん(78)=大阪府守口市=は原告を代表してあいさつ。大阪訴訟では提訴後に原告6人が亡くなったことに触れ、「大変残念だっただろう」と悔やんだ。酸素吸入器が欠かせない生活を送っており、「被害者や家族が安心して暮らしていけるよう、留意してほしい」と要望した。

 原告側は国や建材メーカーが基金を作り、被害者に補償する制度の創設などを求めた。【藤河匠】



「早く謝罪と補償して」 建設石綿・大阪訴訟、原告側が会見(2021年2月24日配信『毎日新聞』)

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記者会見で発言する原告の郡家滝雄さん(左から2人目)=大阪市北区の大阪弁護士会館で2021年2月24日午後4時11分、藤井達也撮影

 建設アスベスト大阪訴訟の最高裁決定を受け、原告らが24日、大阪市内で記者会見した。内装工として32年間働いてきた郡家(ぐんけ)滝雄さん(71)=大阪市旭区=は「石綿が危険だと知らされず病気になった。早く謝罪と補償をしてほしい」と求めた。

 郡家さんは1971年から、学校や病院などの内装工事に携わった。石綿を含む建材は壁などに使われ、国は当時、「耐火性に優れる」と推奨していた。建材を切断した際などに石綿を吸ったとみられ、2003年にせきやたんが出始めた。重い物を持つと息苦しくなって一線から退き、07年、石綿関連疾患の一つである「びまん性胸膜肥厚」で労災認定された。

 提訴から10年近くがたち、症状は徐々に悪化し、酸素吸入器が手放せなくなった。大阪訴訟では提訴後に原告6人が死亡しており、郡家さんは「裁判の期間がもっと短かったら、亡くなった原告も解決の喜びを味わえたはずだ」と悔やんだ。

 2審・大阪高裁判決は国の賠償範囲について他の高裁よりも広く認め、最高裁で確定した。弁護団長の村松昭夫弁護士は「国を断罪する高裁判決を認めた最高裁の決定を評価したい。国や企業が真摯(しんし)に受け止め、救済に向き合うかが問われる」と強調した。【藤河匠】



田村厚労相が原告に謝罪(2021年3月22日配信『しんぶん赤旗』)
関西建設アスベスト訴訟

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謝罪文を代読する小林大臣官房審議官(正面向き中央)=21日、大阪市北区

 関西建設アスベスト大阪1陣訴訟で国の責任が確定したことを受け、田村憲久厚生労働相は21日、原告に謝罪(代理人による謝罪文の代読)しました。関西建設アスベスト訴訟原告団・弁護団が求めていたもの。

 厚生労働省の小林高明大臣官房審議官が同日、大阪市内で謝罪文を代読し、原告に陳謝しました。

 謝罪文では「建設業に従事していた元労働者のみなさまが石綿による健康被害を被ったのは、国が規制権限を適切に行使しなかったことにある」として、最高裁が国の上告を受理せず、大阪高裁判決が決定したことを、重く受け止め、「国に責任があると認められた原告のみなさま方に対して、責任を感じ、深くおわび申し上げます」と謝罪しました。

 謝罪文を受けた原告らは「提訴から10年にして、私たち原告の願いがかなえられた。私たちに真摯(しんし)に向き合い、一日も早く解決されることを願います。2陣訴訟についても早期に解決できるようお願い申し上げます」と話しました。原告らの中には、思いを伝える中で、せき込みながら話す人や、涙ながらに話す遺族もいました。

 弁護団らは厚労相らに対し「高裁判決を重く受け止めてほしい。今度こそ逃げずに向き合ってほしい」と強調。原告団・弁護団ともに「国は私たちに真摯に向き合ってほしい」と再三訴えました。






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Author:gogotamu2019
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