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五輪・パラ組織委 新任女性理事12人が参加し初の理事会(2021年3月23(2021年3月22日配信『NHKニュース』)日配信『NHKニュース』)

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東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、新たに選任された女性理事12人が参加して初めてとなる理事会を開き、ジェンダー平等の議論を深めていく必要性が示されました。

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大会組織委員会は、女性蔑視と取れる森前会長の発言を踏まえた改革として、新たに女性理事12人を選任し、理事会での女性の比率を40%以上に引き上げました。

22日は、新理事となった、女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんや、「日本スポーツとジェンダー学会」の会長を務める中京大学の來田享子教授ら12人全員が参加して、初めてとなる理事会が都内で開かれました。


この中で來田新理事が講演し「東京大会は、日本社会のジェンダー不平等を解消する契機になることが望ましい」と訴え、ジェンダー平等の議論を深めていく必要性が示されました。

こうした意見を踏まえ、組織委員会は、大会に向けて誰もが生きやすい社会を目指す「宣言」を、競技団体などとともに発表していく方針を明らかにしました。

一方、この夏の東京大会は海外からの観客受け入れを断念することが20日、決まったことから、橋本会長は「大会のすべての参加者と日本国民にとって、一層確実に安全で安心な大会を実現するための結論だ」と報告し、理事らに理解を求めました。

これに伴って海外在住の外国籍のボランティア、およそ2300人についても専門性のある一部の人をのぞいて、受け入れを断念することが明らかにされ、武藤事務総長は「非常に残念で、心苦しい」と述べました。

大日方邦子理事“ジェンダー平等の議論 解決へ進行形と確認”


日本パラリンピアンズ協会の会長で、冬のパラリンピックのアルペンスキーで2つの金メダルを獲得した大日方邦子理事は、ジェンダー平等の議論について「この問題が解決すべき問題として、現在進行形で進んでいることを確認できた。違いをどうやって力に変えていくかということが大切だという意見があり、私としても共感した」と話していました。

矢野晴美理事“海外からの観客受け入れ見送り 致し方ない”


また、感染症学が専門の国際医療福祉大学教授の矢野晴美理事は、海外からの観客受け入れの見送りについて「日本の良さや文化を世界の人たちに経験してもらう貴重な機会だったが、新型コロナの患者の診療にあたっている観点からすると、変異株の流行が大きな問題となっている。大会を開
催するために海外からのリスクを減らすという決断は、感染症学の立場からは致し方ないと受け止めている」と話していました。

來田享子理事「ポジティブな提案が出された」

「日本スポーツとジェンダー学会」の会長で、スポーツ史が専門の中京大学教授の來田享子理事は、理事会でのジェンダーの平等の議論について「この東京大会は、IOCのジェンダー平等の今の政策からすると、非常に大事な大会だと確認されるような意見が出た。どういう人たちに考え方を共有していくのか、あるいは一緒になって活動できるのかについて、ポジティブな提案が出されたと思う」と話していました。

また海外からの観客受け入れの見送りについては、「世界中の人が一同に集まる代え難い機会であり、残念な出来事だが、その中でどうやって共感を作っていくかが課題だ。大会を見たり、チケットを買ったりできない人がいるということを共感することからスタートできればと思う。オリンピックのいちばん大事なところは、目に見えないところで、いろんな生き方をしている人がいることを、想像力をかきたてて世界を幸せにしていくことだ。海外から来られないことをそういう力にしていけたら」と話していました。

高橋尚子理事「社会の変化のきっかけとなる土台作りに」

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理事会の終了後、新たに選任された女性理事のうち4人が報道陣の取材に応じました。

このうちシドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子理事は、ジェンダーの平等について「東京大会を経て、社会の変化のきっかけとなる土台作りになればと思う。5年後、10年後にスポーツの社会が変わったといえるような大会にするために、取り組みが進んでいると感じた」と話しました。

また、海外からの観客受け入れの見送りについては「アスリートの立場で観客の声援や一体感を味わっているので、残念だとは思う。ただ、社会が不安や不信感を持って大会を迎えるより、地域や国民の皆さんが安心でいいねと思ってもらう環境作りが必要だと考えると、今回の決断でよかったと心から思う。オリンピック・パラリンピックは一瞬の出来事を世界中が楽しみにして、泣いたり笑ったりできる瞬間になると感じているので、メディアなどを通じて、世界がその瞬間を迎えられたら」と話していました。

そのうえで大会開催に向けては、「アスリートは自分たちが特別だとは思っていない。そして『応援してほしい、見てほしい』ということではなく、アスリートとしてどうやって感謝の思いを社会の人たちに返せるかを考えている。アスリートだけが輝くオリンピック・パラリンピックではなく、社会の中で気持ちを1つにしていくことが大切だと考えている。みんなで『できないを、できる』に変え、前を向いて進んでいけるような発信を、すべてのスポーツ選手とつながりながら発信していきたい」と話していました。

盗撮被害などの対策発表

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、アスリートたちの盗撮被害や、インターネット上に性的な目的で画像が拡散される被害などが社会問題となっていることから、大会での対策を発表しました。

アスリートへの盗撮行為や性的な目的で画像や動画をSNSやインターネット上に発信することなどを禁止し、会場で盗撮行為などの通報があった際に、撮影内容の確認に応じないなど、ルールに違反した場合は入場禁止や退場措置をとることもあるとしています。

アーティスティックスイミングに改称したシンクロナイズドスイミングで、銅メダルを獲得した経験もある組織委員会の小谷実可子スポーツディレクターは「私も水着で演技するということで、ハラスメント撮影に対して不安を持って競技していたこともあった。非常に大きな一歩で、しっかりと発信していきたい」と話していました。




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Author:gogotamu2019
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