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河井元法相が辞職表明 一転して買収認める「案里の当選を得たい気持ちなかったといえない」(2021年3月23日配信『中国新聞』)

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東京地裁に入る元法相の衆院議員河井克行被告=23日午前(代表撮影)

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(58)=衆院広島3区=の第47回公判が23日、東京地裁であり、被告人質問が始まった。克行被告はこれまでの全面的な無罪主張を一転させ、起訴内容の大半について買収の意図を認めた。弁護人から出処進退を問われ、「衆院議員を辞することにした」と辞職する考えも表明した。

 克行被告は、地方議員らに現金を渡した趣旨について「(妻の)案里の当選を得たい気持ちが全くなかったとはいえない。全般的に選挙買収に当たることを争うことはしない」と説明。「民主主義の根幹である選挙の信頼を損なう行為をし、国政や自民党に不信をかき立てることになった」と述べ「自らが犯した罪。いかなる処罰を下されようとも全てを引き受ける覚悟です」と語った。

 克行被告は、広島選挙区で妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を当選させるため、地方議員や後援会員ら100人に2901万円を渡したとして起訴された。これまでの公判で、被買収者とされる100人は検察側の証人として証言したり、捜査段階の供述調書が読み上げられたりした。うち94人が克行被告らの買収の意図を認識していたと認め、6人が買収意図を感じなかったなどと説明した。

 被告人質問は8日間を想定。弁護側が23、24、26、29、31日と4月5日、検察側は同6、8日を予定する。

 案里氏は克行被告と共謀したとして同罪に問われ、東京地裁が今年1月21日、広島県議4人に買収目的で計160万円を渡したと認定。懲役1年4月、執行猶予5年、公民権停止5年の判決を言い渡し、有罪が確定している。案里氏は2月3日に議員辞職し、当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙は4月8日に告示、25日に投開票される。



河井元法相、辞職表明 広島の国会議員2人去る異常事態に(2021年3月23日配信『中国新聞』)

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法相就任後の政治資金パーティーで意気込みを語った河井克行被告(奥右)。奥左は案里氏(2019年9月23日、広島市中区)

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪に問われた河井克行被告(58)=衆院広島3区、当選7回=が23日、議員辞職する見通しになった。妻の案里元参院議員(47)も2月3日に辞職済み。広島県内では、選挙区で議席を得た衆参の国会議員11人のうち、2人が相次いで国政の舞台を去る異常事態となる。

 克行被告は初の小選挙区で実施された1996年の衆院選で、広島3区に自民党公認で立ち初当選した。2000年に落選後、比例代表中国ブロックと入れ替わる「コスタリカ方式」を経て、党が政権を奪還した12年以降、小選挙区を3回連続で勝ち抜いてきた。

 党内派閥の額賀派(現竹下派)を退会後に無派閥となり、亡き鳩山邦夫元総務相や菅義偉首相をそれぞれ支援するグループを世話しながら、権力の中枢に近づいてきた。安倍晋三前首相の下で首相補佐官や党総裁外交特別補佐を務めて頭角を現し、19年9月の内閣改造で法相として念願の初入閣を果たしていた。

 地元では各地の行事や会合を精力的に回り、小まめに顔を出す姿勢を評価する声があった。一方、広島県が国の予算編成前に都内で開く政策提案には参加しないなど、県選出の衆院議員としての働きぶりを疑問視する意見も出ていた。

 県内には衆院小選挙区を制した衆院議員が7人、3年ごとに2人が改選される参院広島選挙区で議席を得た参院議員が4人いた。河井夫妻が議員辞職し、合計が9人に減る事態について、県議会の中本隆志議長は今月19日の報道各社の取材で「刷新しなければならない」と述べていた。

 国会議員が今月16日以降に辞職した場合、公選法の規定に基づく補選は10月24日投開票で実施される。ただ現在の衆院議員は10月21日で任期満了となるため、克行被告の辞職に伴う補選はなく、秋までに必ずある総選挙に含まれる。

 衆院広島3区を巡っては、公明党比例中国現職で党副代表の斉藤鉄夫氏(69)が立候補を表明済み。自民党は党県連が新人の擁立を決めたが、党本部主導の調整で比例中国へ回り、斉藤氏を推薦する。他に立憲民主党が新人で元会社役員のライアン真由美氏(57)、NHK受信料を支払わない方法を教える党が新人でミュージシャンの矢島秀平氏(28)を立てる。

 一方、辞職後に公選法違反罪で有罪が確定した案里氏の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙は4月8日告示、25日投開票の日程である。自民党新人で元経済産業省官僚の西田英範氏(39)=公明推薦、NHK受信料を支払わない方法を教える党新人で党職員の山本貴平氏(46)、無所属新人でフリーアナウンサーの宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主推薦、新人で介護ヘルパーの佐藤周一氏(45)が立候補の意向を示す。



広島知事「驚いた。早く県民に説明を」 河井元法相の買収認める発言受け(2021年3月23日配信『中国新聞』)

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湯崎英彦知事

 元法相の河井克行被告(58)=衆院広島3区=が東京地裁での被告人質問で、これまでの全面的な無罪主張を一転させ、買収の意図を認めたことについて、広島県の湯崎英彦知事は23日の記者会見で「ちょっと驚いた。もっと早く認めていれば、こんなに引っ張ることはなかった。早く県民に自らの言葉で説明を果たしてほしい」と述べた。

 湯崎知事は、2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件について「政治に対する不信と疑念、広島県は本当に汚れたところではないかという社会的評判を引き起こした。社会的に重大な案件だ」と指摘した。

 その上で、克行被告に対して「国会議員としての活動をできていない。本当に遅きに失したと思うが、認めるのであれば、早く裁判を終結し、県民、国民の前で自らの言葉で説明してほしい。政治家なので、刑事上だけではなく、政治上の責任を果たしてほしい」と促した。




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