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河井克行被告「万死に値する」と所感 議員辞職願提出(2021年3月25日配信『中国新聞』)

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河井克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(58)=衆院広島3区、自民党を離党=が25日、大島理森衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。克行被告は提出に合わせ「皆さまの信頼を裏切ってしまったこと、万死に値すると考えます。お金で人の心を『買える』と考えた自らの品性の下劣さに恥じ入るばかりです」とする所感を出した。

 克行被告は昨年6月に逮捕され、広島選挙区で妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を当選させるため、地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を渡したとして起訴された。

 克行被告は今月23日、東京地裁での公判で、従来の無罪主張から一転して起訴内容の大半について買収の目的を認め、議員辞職の意向も示していた。

 辞職は、近く衆院本会議で許可される見通しだ。「政治とカネ」の問題による議員辞職は菅義偉首相の就任後、吉川貴盛元農相、案里氏に続き3人目。衆院議員の任期満了が10月21日のため、広島3区の補欠選挙は行われず、次期衆院選に統合される。

河井克行被告の所感全文

 河井克行被告が25日、議員辞職願の提出後に事務所を通じて発表したコメントの全文は以下の通り。※表記は原文のまま。



 所感

 本日、衆議院議員「辞職願」を提出いたしました。

 この度は、私の過ちにより、広島県の皆様をはじめ、国民の皆様に対して、多大なるご迷惑をおかけいたしました。心からお詫び申し上げます。また、私の行為によって深刻な政治不信を招いたことを真摯に反省いたしております。かくなる事態を招いた責任を取るため、私は衆議院議員の職を辞することとしました。

 振り返りますと、平成三年広島県議会議員、平成八年衆議院議員として、政治の場に送り出していただいて以来、いつも家族のように接していただいた後援会の皆様、地元広島三区の皆様にお支えをいただき、私は、脇目も振らず、政治の道一筋にただ只管(ひたすら)走りつづけて参りました。内政、外交、そして地元課題に全力で取り組むことができたのは、偏(ひとえ)に長年に渡りご指導・ご支援賜った数多くの皆様のお陰さまです。いま、お一人おひとりのお顔を思い浮かべながら、胸中、感謝の気持で一杯です。30年余の間、本当にありがとうございました。

 衆議院議員七期目を迎え、各方面からの期待が愈々(いよいよ)もって高まってきたこの時期、国内外に大きな変動が起きている中で、このような形で衆議院議員を辞職することに言葉に尽くせぬ深い悔悟を抱いております。皆様の信頼を裏切ってしまったこと、万死に値すると考えます。お金で人の心を「買える」と考えた自らの品性の下劣さに恥じ入るばかりです。

 この度の件については、裁判の場で誠心誠意丁寧に説明責任を果たして参る所存です。何卒、ご理解いただきますよう、心からお願い申し上げます。

 令和三年3月25日

 衆議院議員

 河井克行
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