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「報ステ」CM炎上 ジェンダー論「時代遅れ」にリベラル系メディア、論者から批判殺到…識者「もっと真っすぐに伝えるべきだった」 (2021年3月25日配信『夕刊フジ』)

 番組の改編期に合わせてテレビ朝日の報道番組「報道ステーション」が22日にウェブで公開した新CMが総スカンを食らい、同社は24日に動画を削除、謝罪した。ジェンダー(社会的性差)について「時代遅れ」などと表現したことで、SNSでリベラル系のメディアや論者からの批判が殺到した形だ。

 「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかって今、スローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」

 CMでは仕事から帰宅したと思われる女性がこう発言したほか、「いい化粧水買っちゃった! 消費税は高くなったけど」などと笑って話し、最後に「こいつ報ステみてるな」と字幕が出る。

 ツイッター上では一般ユーザーから「CMつくった人、時代遅れって感じ」「真っ当にCM作れるようになって」「寝言は寝て言え」といった声が出た。東京新聞編集局やしんぶん赤旗の公式アカウントも反応したほか、ジェンダー論の識者、国会議員などからも批判が相次いだ。

 テレビ朝日の公式YouTubeチャンネルでは、24日午後1時時点で約13万4000回再生され、高評価が約500に対し、低評価が約8450だった。同日、報ステのツイッター公式アカウントは「幅広い世代の皆さまに番組を身近に感じていただきたいという意図で制作しました」「その意図をきちんとお伝えすることができませんでした」と投稿し、動画は削除された。

 テレビ朝日広報部は「不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め、おわびします」とコメントした。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏は「若い人よりもジェンダーに疎遠な世代に向けて発信しようとしたように思えるが、テレビは幅広い世代に視聴してもらう必要があり、わざわざあのような表現をする必要があったとは思えない。もっとジェンダーについて真っすぐに伝えるべきだった。報ステに芯の通った報道を期待した人をガッカリさせたのかもしれない」と指摘した。

 ◆とんだ「勇み足」

 29日からテレビ東京系の経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」が同時間帯に乗り込んでくる。胸を貸す立場の報ステだが、思わぬ勇み足をしてしまった。




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