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昭和家電の企画展で見かけた古い扇風機に商標「アマコー」 ひょっとして尼崎産?!(2021年3月25日配信『神戸新聞』)

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尼崎精工が生産していた扇風機=尼崎市南城内、市立歴史博物館

 電化製品が普及し始めた昭和30年代の家電や家庭道具を紹介する企画展が、兵庫県尼崎市立歴史博物館(南城内)で開かれている。会場の一角に1台の古い扇風機がある。目を凝らすと、刻まれた商標は「amaco(アマコー)」。ということは、地場産? 学芸員の桃谷和則さんが「尼に家電メーカーがあったんですよ」と教えてくれた。(竹本拓也)

 重厚な鉄製で高さ約50センチ。4枚搭載されている羽根は鉄板でできている。昭和30年ごろの製造で、今では定番の「首振り」機能やタイマーもないようだ。過去に市内の旧家から寄贈されたらしいが、時期や経緯は定かではないという。

 製造していたのは1938(昭和13)年に神崎駅(現尼崎駅)近くに創業した「尼崎精工」だ。神戸の三菱造船所に勤め、渡英して電気機器を学んだ杉山黌一(こういち)が興した。戦時中には軍需工場として稼働し、製造行程の標準化や福利厚生を追求して、当時としては類を見ない100人余りの聴覚障害者を採用する先見性もあったという。

 同社は昭和30年代以降に一度破産し「アマコー電機」として再出発。扇風機や洗濯機のほかミキサーなどを手掛けたが、大企業との競争に敗れ、昭和40年ごろには事業所としての実態がなくなった。桃谷さんは「素材型の重化学工業が中心の尼崎で、メード・イン・アマの家電があったという歴史に触れてもらえたら」と話す。

 この企画展「むかしのくらし むかしの小学校」ではほかに、東芝製の第1号として生産された自動式電気釜(1955年製造)や東京五輪を見据えて発売されたカラーテレビ(63年製造)など計約90点が並ぶ。尼崎市内の民家に現在も残る「おくどさん」(かまど)で女性がご飯を炊く映像も紹介している。

 28日まで。午前9時~午後5時。入場無料。同博物館TEL06・6489・9801



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