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「コロナ入り残りカスでも食ってろ」在日コリアン館長にまた脅迫文書、ヘイトクライムに怒り(2021年3月26日配信『東京新聞』)

 多文化交流施設「川崎市ふれあい館」(川崎区)の館長宛てに、在日コリアンを脅迫する文書が、「コロナ入り」と称した菓子の空き袋とともに届いていたことが分かった。在日コリアン3世の崔江以子チェカンイヂャ館長(47)は26日、脅迫の疑いで告訴状を神奈川県警に提出し、受理された。

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会見する崔江以子さん(中央)ら=川崎市役所で

 崔さんは同日、市役所で記者会見した。同席した弁護士によると、18日朝に封書が届き、A4判の紙に「朝鮮人豚ども根絶やし」「自ら死ね死ね死ね…」などと印字されていた。「コロナ入り残りカスでも食ってろ」との文言もあり、開封済みの菓子袋もあった。
 消印は東京都足立区内で、差出人は「日本人ヘイトを許さない会」として2人の名前があったが、実在の人物かは不明という。

◆昨年1月には脅迫はがき、男に実刑

 ふれあい館を巡っては、昨年1月にも「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」とするはがきが届き、横浜地裁川崎支部は12月、威力業務妨害の罪に問われた男に懲役1年の実刑判決を言い渡し、確定した。

 崔さんは「昨年の事件が解決し、新しいスタートを切ったばかりなのに、またもヘイトクライム(差別的動機による犯罪)が起きた」と言葉を詰まらせ、「こんなひどいことは社会が許さない。社会正義が示されることを信じています」と述べた。(安藤恭子)



普通に生きられない…在日コリアンに「コロナ入り食べてろ」卑劣文書 続く苦悩と恐怖(2021年3月26日配信『東京新聞』)

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会見する崔江以子さん=川崎市役所で

 在日コリアンを攻撃する封書が多文化交流施設「川崎市ふれあい館」(川崎区)に届き、同館館長で在日コリアン3世の崔江以子チェカンイヂャさん(47)が26日、脅迫の疑いで、刑事告訴に踏み切った。16人の弁護団の1人、師岡康子弁護士は「在日コリアンへの強烈な蔑視、悪意に満ちている。具体的な加害の危険性もあり、大変に悪質だ」と会見で憤った。(安藤恭子)
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◆封筒「ぴんと来て」手袋着け開封

 崔さんは18日朝、ふれあい館に出勤し、自席に置かれた館長宛ての封筒を開いた。「嫌がらせの手紙」とぴんと来て手袋を着けたが、茶色いものが見えた。以前、別の手紙でゴキブリの死骸を同封されたことがある。「きゃっ」と悲鳴を上げて放り投げた。

 別の職員の確認で、お菓子の空き袋と分かったのもつかの間、「コロナ入り残りカスでも食ってろ」との文書の中身に動転。「手紙にウイルスがついているかもしれない」と、職員と共に何度も手を洗った。

◆防刃チョッキ着て外出

 それ以来、防刃チョッキを着て外出している。崔さんは「こんなひどいことをされ、普通には生きられない。辛いです、苦しいです、怖いです。こう言ってまた、闘わないといけない」と苦悩もにじませた。

 ふれあい館を巡っては昨年も卑劣なはがきが届いた。崔さんへの脅迫電話、ネット上のヘイト書き込みも続いている。師岡弁護士は「この国にはヘイトクライム(差別的動機による犯罪)を処罰する法律がない。国はヘイトクライムの実態を調査し、対策に踏み切るべきだ。沈黙は共犯に当たる。国が動かない限り、差別と暴力は止まらない」と訴えた。





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