FC2ブログ

記事一覧

「大典が喜んでくれる」 亡き長男学んだ特別支援学校に寄付続け 佐賀県鹿島市の池田さん夫婦に感謝状(2021年3月28日配信『佐賀新聞』)

キャプチャ
亡くなった大典さんが喜んでくれるようにと、大和特別支援学校へ寄付を続けてきた池田博さん、則子さん夫婦。県教委から感謝状が贈られた=鹿島市浜町

 「大典(だいすけ)が喜んでくれるはず」−。知的障害がある子どもたちが学ぶ佐賀市の県立大和特別支援学校に、鹿島市浜町の池田博さん(65)、則子さん(60)夫婦が総額500万円を寄付した。同校には、重度の障害があり6年前に亡くなった長男の大典さん(享年28)が在学していた。2人は100万円ずつ5年間にわたって寄付を続け、このほど県教委から感謝状が贈られた。

 大典さんのために積み立ててきた貯金をもとに寄付金を捻出した。決して裕福ではないが、「大典が喜ぶお金の使い方をしよう」と家族で話し合いを持ち、寄付することを決めた。「兄ちゃんのためにも、お世話になった人に返しんしゃい」。2人の娘たちの言葉も後押しになった。

 池田さんは自営で米の集荷・販売を営む。大典さんは力が強く、中学生ごろまでは倉庫で米を担いでいた。成長するにつれ、難治性てんかんの発作がひどくなり、大和特別支援学校の高等部の時は、病院の「院内学級」で過ごした。

 則子さんは「先生たちのサポートが本当にうれしかった。教室に行って卒業式を迎えることができた時は、涙が止まらなかった」と振り返る。

 大典さんは胃がんのため、2015年8月に亡くなった。おすしが好きで、家族で旅行にも行った。思い出は尽きない。博さんは悲しみに暮れながらも懸命に仕事をした。5年と決めた寄付をやり遂げ、「同じように障害がある子どもたちが、少しでもいい環境で学校生活を送ってもらいたい」と願いを込める。則子さんは「寄付をすることが、家族にとって目標の一つになり、日々の生活の原動力になっていた」と話す。

 寄付金は、滑り台やボールプール、書籍購入などに充てられた。同校の松雪誉校長は「子どもたちの学びの充実、安全安心の環境整備のために活用させていただいた」と感謝している。(中島幸毅、岩本大志)



キャプチャ
キャプチャ2

公式サイト➡ここをクリック




スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ