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障害理解 漫画で足掛かりに 「カシワ伝説」キャラ登場、ギャグも 柏障連が協力(2021年3月29日配信『東京新聞』)

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1歳9カ月の愛息哲也ちゃんを抱く原案の村井真也さん(右)と作画のらっこくみちょうさん=柏市で

 サブカルチャー活動を通じて、街おこしに取り組む柏市の市民グループ「できる街プロジェクト」は、障害者問題にアプローチするための漫画本をまとめた。監修した柏市心身障害者福祉連絡協議会(柏障連)と協力し、イベント時に配布するなどして、理解の足掛かりにしてもらう。 (堀場達)

 柏障連の関係者が昨年、プロジェクト代表の楠本慶彦さん(33)に「アニメや漫画が好きな若い人たちに、障害者問題に関心を抱いてもらえるような取り組みはできないだろうか」と持ち掛けたことがきっかけ。

 中心メンバーのバーテンダーで、チバテレビで放映されたアニメ「超普通都市カシワ伝説R」を手掛けた脚本家の村井真也さん(43)が「いろいろな人たちとつながりを持つことが、プロジェクトの活動目的」と承諾し、原案を考えて、漫画本を作成することにした。
 本はA5判、三十六ページ。超普通都市シリーズとして企画され、カシワ伝説でおなじみの舎川(しかわ)あこ、橋舟一花、テガちゃんら、県内の地名にちなんだ女子中学生、生き物らのキャラクターが、障害について学んでいくという筋立てだ。

 パロディーやギャグをたっぷり盛り込み、笑いを誘いつつ、障害者問題に初めて接する人にとっかかりやすくする工夫をこらした。例えば「メガネを掛けている人は視覚障害なのか、補聴器を使っている人は聴覚障害なのか」といった質問を投げかけ、「健常者」や「障害者」の区分けは、生活上の便宜にすぎないという考え方を導き出す。

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ギャグ、パロディー満載で楽しく読める「障害理解」の漫画

 村井さんは「これで、すべてを理解してもらおうとは思っていない」と明かす。「障害に限らず、他者を完全に理解することはできないと思う。ただ分かるために努力することは無駄ではない」

 当初は「福祉ボランティアには参加してきたけど、障害の当事者ではない」という立場で、漫画を作ることにためらいもあった。「柏障連から『むしろ福祉に深く関わっていない人から訴えてもらえれば』と全面的にバックアップを受けたことで踏み切れた」と話す。

 作画はプロジェクトメンバーで女性イラストレーターの「らっこくみちょう」さん(24)が担当した。「私自身が考えていく問題だと思いながらも、楽しく描けた。読む人に伝わってほしい」と笑顔を見せる。二千部発行。インターネットで無料ダウンロードできるように検討中だ。




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Author:gogotamu2019
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