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帝京大、空手部を調査へ 植草選手のパワハラ主張受け(2021年3月31日配信『時事通信』)

 空手の東京五輪女子組手61キロ超級代表の植草歩選手(JAL)が、全日本空手道連盟の香川政夫選手強化委員長からパワーハラスメント行為を受けたと訴えている問題を受け、香川氏が空手道部の監督を務める帝京大学が近く調査委員会を立ち上げて内部調査することが30日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、帝京大は調査委のメンバー選定を進めており、香川氏や空手道部の部員らから聞き取りを行い、指導法などに問題がなかったかを調べる方針。香川氏は調査が終わるまで、部活動には参加せず、指導もしない。

 植草選手は帝京大出身で、同大などを拠点に練習している。28日に自身のブログで、香川氏から1月の練習中に竹刀で顔面を突かれて左眼球を打撲した他、昨年9月ごろから自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが増えたと主張。今年3月の強化合宿も参加を拒絶され、日本オリンピック委員会(JOC)の通報窓口に相談していた。

 全日本空手道連盟は香川氏の職務を一時停止している。31日に植草選手と香川氏から事情を聴き、倫理委員会を開いて処分を検討する。

ご報告
2021-03-28 20:20:34

テーマ:ブログ

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このたびは、私ごとで、多くの方々にご心配をお掛けしましたことを、とても心苦しく思っております。と同時に、多くの方々から暖かい励ましのメッセージを頂きましたことに、心から感謝致しおります。

ただ、いくつかの報道のなかには、事実ではない内容も含まれています。

そこで、私は、これから皆様に、私が経験してきた事実、そして、これまでに私が考えてきたことについて、きちんとお伝えをします。

1.本件の通報・相談について

一部の報道では、私が全日本空手道連盟の通報・相談窓口に通報したとの記事がありましたが、それは事実とは異なります。

昨年から、全空連の理事や強化委員会のスタッフの方々に、ご相談をさせて頂く機会は、何度かございましたが、なかなか問題の解決には至らないまま、オリンピック開催日は、どんどんと近くなるばかりで、悩んでました。

幸いにも、3月12日に、日本オリンピック委員会(JOC)の通報・相談窓口にご相談をさせて頂く機会を得ました。また、3月15日には、全空連の役員の方にもお話をさせて頂く機会を設けて頂けました。

そのような中で、私のことを心配された全空連の役員の方が、3月31日に全空連の倫理委員会を開催することを決めてくださったのではないかと思います。

2.本件の相談に至るまでの経緯をお話し致します。

私は、2011年から2015年まで帝京大学空手道部に所属し、同大学を卒業後も、現在に至るまで、定期的に帝京大学の空手道部の道場に通い、全空連理事・強化委員長であり帝京大学空手道部師範でもある香川政夫師範から指導を受けて参りました。

ただ、昨年9月頃から、師範から、練習環境のこと、大学院進学のこと、その他プライベートや自活の為の仕事のことなどで、自立心・自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが多くなりました。

そして12月頃からは、私は帝京大学へ行くこと、そして師範と顔を合わせることもとても辛くなり、練習のために道場へ向かうときも涙が止まらぬ日々を過ごす事となりました。息苦しい環境での練習による精神的苦痛から、練習に参加できないまま、帰宅することもありました。その頃は、余りの辛さに、精神的に追い詰められたような状態になっていました。

オリンピックを間近に控え、このままではダメだとの判断をし、その頃から、全空連の理事や強化委員会のスタッフの方々に、何度か、ご相談させて頂く機会を得て、お話しして参りましたが、なかなか問題の解決には至りませんでした。

2021年2月19日、練習中に肉離れが起き、2月24日に帝京大学医科学スポーツセンター病院で受診し、診断結果として、医師から、1週間のドクターストップを受けました。直ぐに師範にその旨を、報告しました。3月3日、帝京大学医科学センターで再診をしたところ、医師から練習の許可を受けましたが、その週の練習は調整程度にと忠告されたので、日体大柏で調整をしていました。

3月5日、突然担当コーチから「3月8日から始まるオリンピック強化合宿に、植草は参加できないから、と師範から言われた。」との電話がありました。何故?驚きの余り私は、師範へ直接お電話し、医師から練習再開の許可が出たこと、今は調整をしていること、8日からの合宿には参加させて頂きたい旨を、お願い致しましたが、師範は「帝京大学で練習してないやつが合宿に行けるか。」と言われ、私の合宿への参加を認めて頂けませんでした。更に、担当コーチを通して、「2週間もろくに練習していないやつが合宿に来たら他の選手の目障りや。」との、師範の言葉を伝えられました。

私は、女子日本代表監督にも一連の経緯を説明し、合宿に参加させて頂きたい旨を伝えましたが、女子日本代表監督からも「師範がおっしゃられているから今回は我慢するように。」とのお返事でした。

結局、私は、オリンピック強化合宿に参加させて頂くことが、出来ませんでした。

私は、3月8日の時点では、ドクターストップも受けておらず、練習できる状態でした。日本代表チームの一員として、合宿に参加して他の選手や指導者とコミュニケーションを図ることは、東京オリンピックに向けて、とても重要なことなので、何としても参加させて頂きたいと思っていたのですが、師範の許可が頂けなければ、参加させて頂けない、このシステムにも、本当に残念な思いでした。

東京オリンピックが近づくなかで、この状況を何とか打開しなければと思い、先に述べましたようにJOC相談窓口に、ご相談する機会を得て、前向きに、解決することを決めました。

3.竹刀による稽古

一部の報道では、「植草が竹刀で顔面を突かれ負傷」との記事がありましたが、この内容についても、少し補足させていただきたいと思います。

帝京大学での練習は、通常、16時~18時頃の2時間程度ですが、2020年12月20日頃からは、練習の最後の15分間に、師範による竹刀を用いた稽古が行われるようになりました。

この稽古は、師範が、選手に対して竹刀を突きや蹴りに見立て、振り回したり、突いたりする一方で、選手はこれをかわしながら、蹴りや突きで反撃させるという練習です。この稽古では、選手は面などの防具をつけることを許されていませんでした。

この稽古が始まって間もない頃、練習に参加した選手の2名が、師範から、竹刀で顔面を突かれ、眼の周りを負傷したことがありました。

また、2021年1月に入っても、他のある選手も、この稽古により竹刀が眼に当たり、眼部を負傷したことがありました。

実は、私は、2015年11月29日に左眼内壁骨折をし、同年12月17日に昭和大学病院にて手術を受けております。

左眼付近には現在でもプレートが入っています。当時手術をした医師からは、次に左眼を負傷した際には、失明するおそれがあるとも宣告されていました。そして、1月27日、師範の竹刀が私の目に当たってしまいました。師範が、私の顔面をめがけて竹刀の先端で突き、これが私の左目、そしてまさにプレートが入っていた箇所を直撃したのです。竹刀が直撃した時、私は、あまりの激痛に、その場で眼を押さえて動けなくなりました。その様な状態の私に、師範は「もういい。」と言って、稽古は終わりましたが、その際に師範から、「きちんと受けないとあかんのや。」と言われました。師範は私の怪我や治療手当てのケアの言葉はありませんでした。

突かれた左眼は練習後もしばらく視界が悪く、痛みも強く、頭もぼうっとしていましたので、翌日、国立スポーツ科学センタースポーツクリニックを受診したところ、「左眼部打撲、左上眼瞼擦過傷、脳震盪の疑い」と診断されました。

ただ、医師からは、骨折や網膜剥離の疑いもあり、念のため精密検査を受けたほうが良いと言われましたので、翌1月29日にも、昭和大学病院附属東病院で診察を受け、「左眼球打撲傷」と診断されました。

その後も、師範からは、怪我への心配や、当然の事ながら謝罪の言葉は無く、何事も無かったかの様に、竹刀を用いた指導は、続きましたので、私は、ナショナルチームコーチに、この稽古を止めて欲しい旨を相談しました。

ナショナルチームコーチは直ぐに、師範に対し、「竹刀ではなく柔らかいスポンジを使って欲しい、もしくは竹刀の先端部分に柔らかいクッションを付けて欲しい。」との改善策を師範に陳情して下さいましたが、師範は、「わしはコントロールできるから大丈夫や。」、「これくらいで折れるわけがない。」、「植草は、その恐怖心があるから強くなれないんや。」等と言って、怪我の防止策すら考慮する事無く、竹刀での練習は続きました。

その後も、要望は受け入れられず、結局、この稽古は、私の負傷の後も1ヶ月近く続きました。

4.最後に

私は、この数か月間、このような事実をお話しすることにより、多くの方々や関係者にご心配やご迷惑をおかけしてしまうのではないか、そして、私はこれから空手界で生きていく場所を失ってしまうのではないか、さらに、東京オリンピックに向けた準備も十分にできなくなってしまうのではないか等をずっと思い悩んできました。

また、東京オリンピック大会が4カ月後に差し迫ったこの時期に、私の抱える問題が報道され、多くの方々にご心配をおかけしてしまうことは、決して本意ではありませんでした。

ですので私から、この問題について、メディアの方々にお話しをしたことは、一切ございません。

特に、今回の報道が流れたのが3月24日でしたが、この日は私の教えている高校生の全国選抜の開催日で、私の教え子にとっても保護者にとっても全国の出場する方々にとっても大切な日でしたので、本当に残念な思いもしました。

ただ皆様が、知ることとなった今は、ここで私が、様々な恐怖の為、声を上げることを我慢してしまえば、これまで、解決の為にお力添え下さいましたコーチや先生方、支えてくれた仲間にも申し訳なく、また、このままの状態が続くことは、オリンピック選手としても、望ましいことではないと思い、微力な私ですが、精一杯の勇気を出して、真実をお伝えすることに致しました。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和3年3月28日
植草 歩





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