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“ポスト菅”さえない面々 任期残り半年「無投票再選」狙う首相(2021年3月31日配信『西日本新聞』)

 菅義偉首相の自民党総裁としての任期(9月30日)満了まで、30日で半年。後見役の二階俊博幹事長からいち早く続投支持のエールを送られた首相は、総裁選で無投票再選を狙うのが基本戦略だ。政権の浮沈は新型コロナウイルスの感染状況と軌を一にする。「ポスト菅」をうかがう面々はその局面に備えて地力を蓄え、存在感をアピールしようと躍起だ。

 「(菅)現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍している。総裁が再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援する」

 昨秋の総裁選で勝利の流れをつくった二階氏は29日の記者会見で、次の総裁選でも首相を支持することを明確に打ち出した。首相の再選戦略は、10月21日の衆院議員の任期満了までにある解散・総選挙と連動する。党幹部は「先に解散を断行して衆院選で良い結果を得られれば、党内の反対論は下火になり、総裁選の無投票再選が見えてくる」と話す。

 ただ、新型コロナの感染状況によっては内閣支持率が急落し、首相が「選挙の顔」にならないと見なされ、党内政局になる可能性もゼロではない。その場合、「ポスト菅」の筆頭候補に上がってきそうなのが河野太郎行政改革担当相。国民的な知名度が高く、ツイッターのフォロワー数は230万超を誇る。

 自民内の評価は微妙だ。首相からワクチン接種の司令塔役を託されているが、党側との対話が足りないまま独走して不興を買うことも。所属する麻生派からは「自分が発信して目立つことだけでなく、どうやったら仲間が付いてくるかを考えてほしい」(ベテラン)と、リーダーとしての心得を諭されている。

 前回総裁選で首相に敗れた後、無役となった岸田文雄前政調会長は、安倍晋三前首相らとのパイプを頼りに活路を開こうとしているが、露出は減り埋没している。地元の参院広島選挙区再選挙(4月25日投開票)を県連会長として勝利に導けるかが今後を占う一里塚となるが、岸田派内には「勝つのが当たり前。結果次第では総裁選どころではなくなる」(若手)との声もある。

 さらに苦境に立つのが石破茂元幹事長だ。最下位に沈んだ前回総裁選後、派閥会長を辞任。所属議員は2人が退会して17人となり、総裁選立候補に必要な20人の推薦人集めも厳しくなっている。党総裁、首相への意欲は捨てていないとされるが、所属議員は「まだ、次期総裁選の話題を口に出せる雰囲気ではない」。

 このほか、野田聖子幹事長代行が初の女性宰相への意欲を示し続けており、若手の小泉進次郎環境相に飛躍を期待する声もある。

 (郷達也、湯之前八州、河合仁志)





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