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空手五輪代表の植草歩選手、指導者を刑事告訴へ 竹刀で目を打撲(2021年3月31日配信『毎日新聞』)

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植草歩選手

 空手の東京オリンピック組手女子61キロ超級代表の植草歩選手(28)=JAL=が全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、植草選手が傷害容疑での刑事告訴を検討している。関係者が31日、明らかにした。植草選手は1月の練習中に竹刀で顔面を突かれて左目を打撲し、医師から「左眼球打撲傷」の診断を受けており、既に警視庁に相談している。

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 全空連は31日、東京都内で倫理委員会を開催して両者から事情を聴き、香川氏が1月27日の帝京大での練習で竹刀を用い、植草選手が目を負傷したことを認定した。全空連は「竹刀を用いた練習は大変危険であり、どの練習においても全く認められるものではありません。皆様には多大なるご迷惑、ご心配をおかけしており、深くおわび申し上げます」とコメントした。

 植草選手や全空連関係者によると、昨年12月20日ごろから、香川氏が練習の最後に突きや蹴りに見立てて竹刀を突いたり、振り回したりする練習が行われるようになった。選手が竹刀をかわしながら突きや蹴りで反撃することで反射神経を鍛える狙いで、防具などはつけていなかったという。診断した医師が竹刀の先端に軟らかいものをつけるなど練習方法を改めるよう全空連側に指導したにもかかわらず改善されなかった。危険な練習は2月末ごろまで約1カ月続き、まぶたを切るなど負傷した選手は複数いるという。

 全空連は倫理委員会で香川氏の処分内容を検討し、4月中に臨時理事会を開いて決定する。香川氏は3月中旬から強化委員長の職務を一時停止している。これまで竹刀でけがをさせた事実を否定していた香川氏は倫理委員会の聴取後、「すべて倫理委員会で申し上げました」とだけ答えた。

 植草選手は帝京大出身で香川氏とは師弟関係にある。女子68キロ超級で2016年世界選手権を制覇し、18年世界選手権でも準優勝。東京五輪のメダル候補に挙がっている。【松本晃、浅妻博之】



空手・植草歩が刑事告訴へ 五輪まであと4カ月なのに…全空連認めた 竹刀で左眼負傷(2021年4月1日『配信『デイリースポーツ』)

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聴取を終えた植草歩(左)と境田正樹弁護士

 空手で東京五輪女子組手61キロ超級代表の植草歩(28)=JAL=が、全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫強化委員長(65)からパワーハラスメントを受けたと訴えていることについて、全空連は31日、都内のホテルで倫理委員会を開催。両者に聞き取りを行い、香川氏による1月の竹刀を用いた練習で、植草が目を負傷した事実を確認した。倫理委は今後も調査を継続するとしているが、植草側は香川氏を傷害容疑で刑事告訴する準備を進めており、法廷闘争に持ち込まれる可能性もある。

 紺のパンツスーツ姿の植草は聴取を終え「きちんとお話ししてきました。これ以上は話せないので」と顔を上げて報道陣に語った。

 植草は3月15日に全空連関係者へ事案を相談。28日には自身のブログを更新し「自立心・自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが多くなりました」などと告発した。また1月の練習中に竹刀で顔面を突かれる行為を受け「左眼球打撲」と診断されたことも記していた。

 倫理委は、この日の両者への聴取によって、1月27日に香川氏による竹刀を用いた練習で植草が目を負傷したことが「事実関係として認められました」と報告。「竹刀を用いた練習は大変危険であり、どの練習においても全く認められるものではありません。引き続き調査してまいります」としている。

 植草を担当する境田正樹弁護士は、加えて竹刀を用いた指導について、1月末に医師から香川氏へ練習方法の改善を求めていたことが判明したと説明。しかし2月末まで同様の練習は続いており、「これはちょっと看過できない」と法的措置も示唆した。関係者によると、既に警視庁南大沢署に相談し、傷害容疑で刑事告訴する準備を進めているという。

 一方で、聴取を受けた香川氏は「竹刀を持ったこと自体がパワハラだというなら致し方ない。僕の認識不足」と述べつつ、「植草の目を突いたというのは違う」と主張。医師から練習方法の改善を求められていたという植草側の指摘にも「そんな話はない」と語るなど、両者の主張には食い違いも多い。

 第三者や弁護士らで構成されている倫理委は聴取内容をもとに処分などを検討。最終的には理事会の決議で処分を決定する。関係者によると、香川氏には資格停止などの処分が下される見通しだという。

 東京五輪まで残り4カ月を切ったタイミングでの、この騒動。境田弁護士は「これ以上(今の環境での練習を)続けられない。東京五輪への練習に取り組めない」と説明したが、早期解決は図れるのか。



空手・植草選手、刑事告訴は撤回 パワハラ被害で(2021年4月2日配信『共同通信』)

 東京五輪の空手女子代表でパワハラ被害を訴えている植草歩選手(JAL)が、全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長を傷害容疑で刑事告訴する方針を撤回したことが1日、分かった。代理人の境田正樹弁護士が明らかにした。全空連の倫理委員会が「(香川氏の)竹刀を用いた練習は大変危険で、全く認められるものではない」としたことを受け、方針を転換した。

 3月31日に行われた倫理委は香川氏による竹刀を使った練習で植草選手が目を負傷したと認定。全空連は理事会で処分を決定する。





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