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自民の反原発議員(2021年4月4日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

「自民党なのに反原発」が看板の若手議員がいる。秋本真利氏、45歳。原発輸出を可能にする原子力協定承認案の採決を退席するなどして党幹部ににらまれながらも衆院千葉9区で当選3回を重ねた

▼先週、著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」(東京新聞)の出版記念講演会が水戸市で開かれた。ところが再生可能エネルギーの優位性を説いたものの原発には触れずじまい。何があったのか

キャプチャ

▼党茨城県連は事前に講演中止を党本部に求めた。先月、茨城では東海第2原発の運転再開を認めない地裁判決が出た。原発は機微に触れる問題だ。主催者には野党関係者がいるとして「反党行為」と反発した県連に配慮した

▼今は脱原発を唱える小泉純一郎氏の首相就任前を連想した。党の有力支持団体を敵に回す郵政民営化の主張に賛同が広がらない。地元の集会に小泉氏を呼んでおいて「郵政に触れないで」と虫のいいことを言う議員もいたが、構わず持論を展開した

▼やがて首相になり民営化は実現した。秋本氏よ続けと激励したいところだが、政治はそう単純ではない

▼この党から活発な政策論争が影を潜めたのは、刺客候補を送り民営化反対論をねじ伏せた郵政解散に始まったように思う。小選挙区制の下で官邸や党執行部に逆らうと政治生命を絶たれるとの恐怖心が、議員にはあろう。あのころの劇場政治は政界に今も影を落としている。




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