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野球部員「本当に行くのか」…発熱訴える部員いたのに「宣言」下の宮城へ遠征(2021年4月10日配信『読売新聞』)

 42人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染集団)が起きた東日本国際大硬式野球部(福島県いわき市)の部員が9日、読売新聞の取材に応じ、3月下旬の時点で既に体調不良者が出ていたと証言した。3月29~31日の日程で宮城県への遠征も行われ、その途中でも数人が体調を崩して宿舎の部屋で待機するよう指示されたという。大学側は取材に対し「事実関係を調査中」としている。

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東日本国際大野球部が学生寮として利用している、いわき市内のマンション

 証言によると、遅くとも3月下旬頃には、発熱や吐き気を訴える部員が複数人出ていたが、感染拡大で県が独自の緊急事態宣言を出していた宮城県への遠征が予定通り行われることになり、「本当に行くのか」と不安に感じたという。

 また、今月4日に最初の感染が判明する前は、体調を崩した選手に対し、市内の医院を受診するよう指示が出たという。医院では肺のレントゲン撮影は行われたが、PCR検査は実施されなかったという。

 42人の感染者のうち、学生寮に住む部員が40人を占めていて、共用スペースの食堂で朝晩の食事をとっていた。

6日の同大の記者会見で、福迫昌之・野球部長は「30人ずつに分けて食事をしていた」と説明していたが、部員によると、検温役のコーチらを待たせてはいけないと、多くの部員が食事時間として設定されていた約90分の前半に集中して食堂を訪れていたという。

 「密」を避けようと、遅めに来た部員がコーチから注意をされる姿を目にしたこともあったという。

 大学側は、感染防止策として、大人数で集まる際のマスク着用や、練習場への消毒液設置などの対策を取ってきたが、一連の経緯を証言したこの部員は「対策をしていないわけではなかったが、所々で正しいものではなかったと思う」と振り返った。

        ◇

 同大野球部が所属する南東北大学野球リーグは10日に開幕するが、第2週(17、18日)まで同大の欠場が決まっている。





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