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中高年のひきこもり、全国で支援…新団体が発足(2019年8月25日配信『日本経済新聞』)

 中高年のひきこもり問題に取り組む七つの民間団体が24日、全国での支援に乗り出そうと、新団体「全国家族・市民の会エスポワール」(京都市)を発足させた。ノウハウの共有や活動拠点の拡大などを行い、ひきこもり当事者や親のサポート態勢の強化を目指す。

 ひきこもりは従来、若者の問題として自治体が就労対策などを行ってきたが、内閣府の調査(3月公表)で40~64歳が推計約61万人にのぼることがわかり、中高年への支援が課題となっている。高齢の親と共に生活が困窮する例が多く、80歳代の親に50歳代の子という代表的な構図から「8050問題」とも呼ばれる。

 新団体の結成を提案したのは、長年、この問題に取り組む「市民の会エスポワール京都」代表世話人・山田孝明さん(66)。ひきこもり当事者らの交流会や家庭訪問などを行う傍ら、当事者らに働きかけ、兵庫、愛知、奈良、広島、岡山、福岡の6県に団体をつくって支援の輪を広げてきたが、全国的活動には足がかりが必要として6団体に呼びかけた。

 この日は、京都市内で設立総会を開催し、山田さんが代表理事に就任。新団体は「8050問題ネットワーク」という通称も用いる。今後は、情報共有のほか、各地での団体設立や資金集めなどを協力して実施する。近く、長崎や静岡にも支援団体が設立されるという。

 山田さんは「これからも進学、就職、結婚などから取り残された人たちや高齢化する家族に手を差し伸べていく。活動を活発化させるきっかけにしたい」と話している。

市民の会エスポワール京都➡ここをクリック(タップ)

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