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#新学期のあなたに お笑い芸人・遠山大輔さん「つらい時は好きな物があるところへ」 未来の鍵になるかも(2019年8月30日配信『毎日新聞』)

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記者のインタビューに答えるお笑いトリオ「グランジ」の遠山大輔さん=東京都千代田区で2019年8月27日、

 2010年からTOKYO FMで「SCHOOL OF LOCK!」という若者向け番組のパーソナリティーをしています。番組では僕は「とーやま校長」、リスナーを「生徒」と呼んでいます。夏休み明けに限らず、「生徒」からは学校に行きたくない、つらいという悩みが寄せられます。「生徒」と直接電話で話すこともあります。
 番組のコンセプトは「聴いている『生徒』(リスナー)の未来の鍵を一緒に探す」。つらい時は、好きな物や好きなことがあるところへ行くようにしてほしい。何で好きなんだろう、何で感情が動かされるんだろう、と考えることが、未来への鍵になるかもしれません。

 中学2年のころ、野球チームの遠征で、投手だった僕は肩やひじを故障し、初日の試合からフォームがぼろぼろで連続四球を出してしまい、負けました。試合後は誰から話しかけられても自分にしゃべる資格はない、と何も答えませんでした。でもそれを破ってくれたのがお笑いでした。最終日、宿泊先の大広間でたまたまついていたテレビでダウンタウンさんの番組をやっていて、面白くて思わず声を出して笑ってしまった。「絶対声を出さない」と意地になっていた自分を笑わせたお笑いの力に「すごい」と強烈に思いました。

 高校1年の夏休み、初めて虚無感を味わいました。夏休み直前の文化祭のステージで全校生徒を前にギャグを連発して盛り上げたら、野球部の先生から「恥ずかしい」と注意された。「甲子園に行きたくないし、どこを目指しているかわからない」と何となく思っていたこともあって野球をやめました。

 それまで野球の練習ばかりしていた時間がぽっかりと空いてしまった。アルバイトでもするかと思って情報誌を見ながら募集先の電話番号を押そうとしても、下3桁が押せない。当時はよく分からなかったけど、今では社会に出るのが怖かったからだと分かります。でも、あのとき、いつもの夏と変わらず考えていたことがあります。それは、2学期の初日、教室に入る第一声、何て言ったらみんなを笑わせられるかということでした。学校が好きというより人を笑わせる場だから行っていた。考え方は一人一人違っていいと思います。【聞き手・成田有佳】

 とおやま・だいすけ 1979年札幌市生まれ。高校卒業後、吉本興業がお笑い芸人などを養成する「吉本総合芸能学院」(NSC)の東京校(5期生)へ。お笑いトリオ「グランジ」のメンバー。

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