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「いつも自白を強要するかのよう」 愛媛誤認逮捕の女性、県警を痛烈に批判(2019年10月5日配信『毎日新聞』)

 自白の強要をされたという認識に変わりはありません――。松山東署に誤認逮捕された松山市の20代女性が4日に発表したコメントは自白強要を否定する県警の調査結果を痛烈に批判した。知事らからも厳しいコメントが相次いだ。

 女性はコメントの中で県警側に要望していた取り調べ担当刑事との面会が1回実現したことも明らかにした。その際「自白を取るためだけの逮捕だったのか」と問うと、「真相の解明のために逮捕した」と回答され、他の質問に対しては「覚えていない」「捜査手法に関わること」と回答を避けられたという。「普段通りの取り調べだった」と言われたことも明かし、「いつも自白を強要するかのような取り調べを行っていることに危険性を感じた」と訴えた。

 調査結果の事前説明では「被疑者が初めから黙秘していた場合は自白を迫ることもある」と自白を迫る捜査手法の重要性を説明されたという。女性は任意の取り調べでは一度も黙秘していなかったとし、自身は警察の言う「自白を迫るべき被疑者」には当てはまらないと疑問を呈した。

 代理人弁護士もコメントを発表し、「否認し続けたら捜査や裁判が長引き、就職できなくなるかもしれないと不安を覚えるのは必然であり、自由な意思決定を阻害しなかったなどという評価はあり得ない」「女性を身体拘束による不安定状態に置き、これを利用して自白させようとした、そのための逮捕だったとしか思えない」と批判した。

 県警の調査報告を受けて、中村時広知事は4日、コメントを発表した。調査報告は取り調べで自白を強要するような違法な捜査はなかったとしたものの、個人の尊厳を著しく侵害する発言があったと認めていることを指摘。不十分な裏付け捜査により無関係の女性を逮捕し、取り調べを行ったことについて「極めて不適切な、あってはならない捜査が行われたことは厳然とした事実である」と厳しい受け止めを示した。

 その上で「県警には、今回の件について、組織全体の問題として真摯(しんし)に反省し、引き続き、当事者の方に寄り添った対応を行うとともに、今後の捜査において再発防止を徹底し、県民の信頼回復に努めていただきたい」と求めた。




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