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「いのちの電話」相談員が全国研修会 悩みや経験を共有(2019年10月10日配信『朝日新聞』)

キャプチャ
堀井茂男さん

 孤独な心に寄り添う「いのちの電話」の相談員が集まり学ぶ「全国研修会おかやま大会」が24日、岡山市などで始まる。アジア太平洋地域の国際会議も兼ね、国内外の約600人が参加する。大会長を務める堀井茂男・岡山いのちの電話協会長(72)に、大会の意義などを聞いた。

いのちの電話、相談員不足 自殺防止へ活動広げたいが…

 ――いのちの電話相談員の役目とは。
 つらい、さみしい、誰かの声を聞きたい、という孤独にさいなまれた人がかけてくる電話を傾聴し、必要に応じて解決の方策を一緒に探ります。手弁当のボランティアです。

 ――大変そうです。
 岡山では24時間受けていますから、相談員も夜間を含め5交代で対応しています。かけてくる人は完全匿名で、相談員は年齢を尋ねることも禁じられています。相談内容はもちろん漏らせませんし、自分が相談員をしていることすら口外できません。

 ――大会では、心理療法やメンタルヘルスなどの学習に交じって、岡山後楽園の歴史やそば打ち体験もありますね。
 全国研修会は、厳しい立場で日々奉仕している相談員が悩みや経験を共有し、仲間づくりをする場です。大会の3日間、活動に感謝を込めておもてなししたいと思い、硬軟取り混ぜてプログラムを組みました。学びつつ、疲れを癒やし、「岡山に来てよかった」と思ってもらえる会にしたいです。

 ――瀬戸内市の長島愛生園と邑久光明園も会場になっていますね。
 ハンセン病の元患者の方々が暮らす現場で、ハンセン病の問題を学び、人権、そして人間について考えてもらえる機会になればと思い設定しました。

 ――国際会議も兼ねていますが、海外参加者向けのプログラムはありますか?
 「日本の災害と自殺予防」は、ぜひ国内外の参加者に聞いてもらいたいです。大災害を生き延びた人は自殺率が高いのではないかと言われています。2011年の東日本大震災、16年の熊本地震、昨年の西日本豪雨で大被害を受けた倉敷市真備町でのこころの災害対応の実践例を紹介し、「次」への備えを考えたいと思います。

 ――相談員以外も参加できますか?
 最終日の26日に公開シンポジウムを設けました。日本の自殺者数は03年の3万4千人超をピークに減っていますが、20代以下に限ると依然高いままです。
 若者の心とどうつながるか。シンポでは現場からの報告を中心に話し合います。今回の大会テーマ「かけよう心をつなぐ橋」と直結する内容になります。ぜひご来場下さい。
     ◇
 ほりい・しげお 香川県生まれ。岡山大医学部卒。1986年から慈圭病院(岡山市南区)に勤務し、現在は同病院理事長。「岡山いのちの電話」には発足前から関わり、2008年に会長になった。15年に「日本いのちの電話連盟」理事長。
     ◇
 ◆いのちの電話相談員全国研修会おかやま大会公開シンポジウム 26日9時半~11時半、岡山市中区浜2丁目、岡山プラザホテル。関西福祉科学大の川上範夫教授(心理学)を中心に、現場で活動している石田陽彦・関西大心理臨床センター長、谷口仁史・NPOスチューデント・サポート・フェイス代表理事、佐藤康治郎・県精神科医療センター医師が現状と課題、方策などを話し合う。

 事前申し込み不要。500円。問い合わせは岡山いのちの電話協会事務局(086・245・4344)。



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「“晴れの国おかやま”で、こころの橋をかけましょう」
一般社団法人 日本いのちの電話連盟 理事長
社会福祉法人 岡山いのちの電話協会 会長
公益財団法人慈圭会慈圭病院 理事長
堀井茂男

 第36回いのちの電話相談員全国研修会おかやま大会・第16回アジア太平洋地域電話カウンセリング国際会議を、「かけよう心をつなぐ橋」のテーマで、2019年10月24(木)〜26(土)、岡山プラザホテルと岡山国際交流センターを中心に開催することになりました。
 わが国でいのちの電話が生まれたのが1971年、日本いのちの電話連盟が設立されたのが1977年のことでした。以来40年を超え、本年9月に開局する宮崎いのちの電話を含めて、全国50センター6300名を超える電話相談ボランティアが、毎年約65万件の寂しい、孤独な方たちの声を聴かせていただく役目を担ってきています(2018年統計)。その電話相談員の1年に一度の全国研修会が36回目を迎え、3年に一度の第16回アジア太平洋国際会議と併せ、開局35年目を迎える岡山で開催されることになります。
 本大会は、電話相談の原点であるカウンセリング、共感的理解に焦点を当て、“こころのつながり” を求めて、納得、安心を送り続ける、展開を求める研修会にして戴きたいと願っています。本大会では基調講演に黒住宗晴黒住教名誉教主、青木省三川崎医科大学精神科名誉教授にお願いすることができました。シンポジウムでは、青年期の人たちとのつながりに関連して、関西福祉科学大学 川上範夫教授に、また「日本の災害と自殺予防」について日本自殺予防学会太刀川弘和先生にコーディネートをお願いしました。その他、テーマに沿った分科会や催しが企画されています。
 多くの電話相談員の方々が参加され、「おかやま大会」が電話相談の過去、現在、未来を見据え、スピリチュアリティを伴って新しい一歩が踏み出せるようなきっかけになることを期待しています。
 岡山は、後楽園、瀬戸大橋、倉敷美観地区など観光名所も多く、果物(ぶどうや梨の美味しい季節です)や海の幸でも有名な地域です。観光も含めて心より皆様を歓迎します。“晴れの国岡山”での本会が有意義な会となりますよう、皆様とともに学び、懇親を深めたいと思います。

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