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点字ブロック、潜む危険 段差や形状違い混在 転ぶ可能性も

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新型点字ブロック(手前)と旧型点字ブロック(奥)が混在する箇所=いずれも11日、東京都葛飾区の京成立石駅で

 東京都葛飾区の京成押上線京成立石駅で今月1日、視覚障害者の女性がホームから転落し、死亡した事故で、現場の点字ブロックの高さにズレがあったことが、都盲人福祉協会(都盲協)の調査で分かった。協会は11日、現場を視察し、京成電鉄に質問書を提出した。 

 事故では、視覚障害のある無職秋谷喜代子さん(66)=荒川区=がホームから転落し、ホームに入ってきた電車にはねられ、死亡した。

 協会によると、駅ホームには、突起状のブロックに沿ってホームの内側を示すための直線状のブロックがあり、突起状より直線上の方が約4ミリ高く、段差が生じていた。また、1ブロックあたりの突起物が41個と、25個のタイプが混在していることを確認した。

 国交省によると、交通バリアフリー法に基づく点字ブロックのガイドラインは、突起状のブロックの突起物は、1ブロックにつき25個以下とすることなどを各交通事業者に努力義務として求めている。

 質問書はブロックに関する認識や、視覚障害者の乗客への対応を問う内容。回答を得た後、改善を求める要望書をあらためて提出する。

 提出後、協会の笹川吉彦会長(85)は「数ミリの段差とはいえ、視覚障害者には大きな影響があり、つまずくこともありうる。経緯を調べ、不十分な整備を改善してほしい」と話した。

 この日は、協会会員で全盲の武井悦子さん(64)=豊島区=も参加した。武井さんの夫も視覚障害があり、2011年1月にJR目白駅での同様の事故で死亡している。武井さんは「夫の事故の後、各駅で改善が進められてきたのに、また犠牲者が出てしまうなんて」と声を落とした。

 同駅ホームの点字ブロックを巡っては、地元の葛飾区視覚障害者福祉協会も約15年前に、京成電鉄に改善を求める署名活動をしていた。

 質問書を受け取った京成電鉄の担当者は「質問書を確認し、回答する。安全対策も検討していく」と話した。

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ホームの内側を示す直線状のブロックと、突起状のブロックの高さには、約4ミリのズレがある



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