FC2ブログ

記事一覧

小泉環境相、水俣病患者認定基準見直しに否定的考え 被害者らとの溝埋まらず(2019年10月20日配信『毎日新聞』)

キャプチャ
水俣病犠牲者慰霊式で献花する参列者と、着席して式典を見守る小泉進次郎環境相(後方1列目右端)=熊本県水俣市で2019年10月19日午後1時51分

 被害者らの声は、今年も国に届かなかった。熊本県水俣市で19日、水俣病犠牲者慰霊式が営まれ、参列した小泉進次郎環境相は被害者らが強く求める水俣病認定基準の緩和に、歴代環境相と同様の否定的な考えを示した。水俣病は公式確認から63年。患者認定に漏れるなどした約1700人は今も認定や賠償を求める訴訟を続け、「公害の原点」の出口はまだ見えない。

 「ご要望はしっかり精査します」。小泉環境相は式後の患者・被害者10団体との懇談の席上、認定基準の見…



水俣病、令和の祈り 公式確認63年で犠牲者慰霊式(2019年10月20日配信『熊本日日新聞』)

 公式確認から63年を迎え、令和初となる水俣病の犠牲者慰霊式が19日、熊本県水俣市の水俣湾埋め立て地の「慰霊の碑」前で営まれた。患者や遺族ら約830人が犠牲者の冥福を祈った。

 患者団体などでつくる実行委と水俣市主催。例年は水俣病が公式確認された5月1日に開いているが、今年は改元行事のため延期していた。

 就任後初の水俣訪問となる小泉進次郎環境相のほか、蒲島郁夫知事や原因企業チッソの木庭竜一社長ら、患者や市民、行政、チッソ関係者らが参列した。

 「祈りの言葉」では、患者・遺族を代表して夫と長女を水俣病で亡くした認定患者の上野エイ子さん(91)=水俣市=が「水俣病で亡くなった多くの生命を決して無駄にしないで。私のようにつらく悲しい思いをしないで済むよう、自然を大切にすると約束してください」と訴えた。

 高岡利治水俣市長は「水俣病を経験した街だからこそできる、環境を大切にしつつ、市民や企業、地域のつながりを核とした活力ある社会を構築する」と式辞。小泉環境相は「水俣病の拡大を防げなかったことを衷心よりおわびする」、蒲島知事は「被害者に寄り添いながら、水俣病解決に全力を尽くす」と述べた。

 亡くなった認定患者のうち、奉納を希望した4人の名簿を納めた。累計406人。

 9月末現在の認定患者数は熊本、鹿児島両県で計2283人。チッソによると、17日現在で1951人が亡くなっている。



公式確認から63年 水俣病犠牲者慰霊式 小泉環境相に健康調査求める(2019年10月19日配信『毎日新聞』)

キャプチャ

水俣病患者団体からの要望書を受け取る小泉進次郎環境相(右)=熊本県水俣市で2019年10月19日午後3時52分

 「公害の原点」とされる水俣病の犠牲者慰霊式が19日、熊本県水俣市で営まれた。水俣病の公式確認から今年で63年となる中、患者や遺族ら約830人が鎮魂の祈りをささげた。

 式典は例年、公式確認日(5月1日)に行われるが、今年は天皇陛下の即位に伴って延期された。参列した小泉進次郎環境相は「被害拡大を防げなかったことをおわびする」と陳謝。患者・遺族代表の「祈りの言葉」では、水俣病で夫(当時33歳)と長女(当時2歳)を亡くした上野エイ子さん(91)=水俣市=が「亡くなった人たちの命を決して無駄にしないでください。水俣病のことを忘れないでください」と訴えた。

 式典後、小泉環境相は被害者団体と懇談。団体が求める八代(やつしろ)海沿岸の住民健康調査について、小泉環境相は「皆さんの気持ちを酌んで何ができるか考えたい」と述べるにとどまった。

 水俣病の認定患者は熊本、鹿児島両県で計2283人(9月末現在)。今も1667人(同)が審査を待っている他、患者認定などを求める訴訟が各地で続いている。

水俣病
 熊本県水俣市のチッソ水俣工場が八代海に流した排水に含まれるメチル水銀が魚介類に蓄積し、食べた人たちが発症した中毒性の神経疾患。母の胎内で水銀の影響を受けた胎児性患者もいる。1956年5月1日に公式確認されたが、原因確定が遅れ公害病認定は68年にずれ込んだ。初期は激しいけいれんなどを起こし短期間に亡くなる劇症型の患者が多く出た。現在の患者の多くは手足のしびれなど慢性的な症状に苦しむ。




小泉環境相に水俣病被害者が落胆 具体策なく「歯切れだけ」(2019年10月19日配信『共同通信』)

キャプチャ
水俣病の被害者団体との懇談会で、要望書を受け取る小泉環境相(中央右)=19日午後、熊本県水俣市

 小泉進次郎環境相は19日、水俣病犠牲者の慰霊式に出席した後、被害者団体と懇談した。「環境省は水俣病をきっかけに立ち上がった組織。心を砕いていく」と述べたが、具体的な施策に言及はなく、被害者側から「歯切れが良いだけ。何も言っていない」と落胆の声が相次いだ。

 懇談では、高齢化する被害者への福祉サービスの充実や、不知火海沿岸の住民の健康調査を求める意見が続出した。被害者の会の中山裕二事務局長(65)は「調査を求め続けたこの10年間に多くの人が亡くなった。環境省は被害者が死ぬのを待っているのか」と怒りをぶつけた。




スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ