LGBT理解促進のため議員立法 早期成立なるか 自民党内で調整へ(2023年2月7日配信『NHKニュース』)
- 2023/02/07
- 05:52

同性婚をめぐる差別的な発言で、総理大臣秘書官が更迭されたことを受けて、与野党双方から、LGBTの人たちへの理解を促進するための議員立法の早期成立を求める声が強まっていますが、自民党内には反発する声もあり、調整が進められる見通しです。
LGBTの人たちへの理解を促進するための議員立法をめぐっては、おととし超党派の議員連盟が成立を目指したものの、自民党内で異論が出て意見がまとまらず、国会への提出が見送られました。
この議員立法について、与野党双方からは、荒井 前総理大臣秘書官が、同性婚をめぐって「見るのも嫌だ」などと発言し更迭されたことを受け、早期成立を求める声が改めて出ています。
自民党の茂木幹事長は6日に「提出に向けた準備を進めたい」と述べましたが、党内には「おととし、内容で折り合えなかった法案を拙速に進めることは認められない」などと反発する声もあり、調整が進められる見通しです。
一方、野党側は、岸田総理大臣が先週国会の質疑で、同性婚について「社会が変わってしまう課題だ」と答弁したことについて「岸田総理大臣本人の多様性に対する認識が問われる」として、7日の衆議院予算委員会の集中審議で追及することにしています。
スポンサーサイト