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【大川美術館】松本竣介展― 4つのテーマ ― Vol.3 松本竣介 子どもの時間

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大川美術館は1989年に開館。資料室では創設者大川栄二(1924-2008)が収集した松本竣介作品(油彩画18点、水彩素描50点)を中心に展示。

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松本 竣介(まつもと しゅんすけ)
 画家。1912年渋谷生まれ、岩手で育つ。中学生13歳のときに流行性脳脊髄膜炎で失聴。1948年36歳の若さで没。

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松本 竣介のアトリエ。子息の莞氏の記憶に基づいて再現。

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桐生・大川美術館がクラウドファンディング 松本竣介のアトリエ再現のため(2018年6月20日配信『東京新聞』)

 桐生市の大川美術館が、創設に深い関わりがある洋画家松本竣介(しゅんすけ)(192~48年)のアトリエを再現しようと、インターネットを通じて資金を募る「クラウドファンディング(CF)」を始めた。アトリエと同じ広さの館内のスペースに、当時の様子がうかがえるように遺品を並べて公開する。 

 松本は都会の風景や人々などを多く描いた作家で、太平洋戦争直前に軍部による美術への干渉に反論する文章「生きてゐる画家」を発表したことでも知られる。「綜合工房」と名付けた東京の自宅のアトリエで、制作だけでなく他の画家との交流や雑誌編集なども行った。

 大川美術館創設者の故大川栄二さんがコレクションを充実させることになった大きなきっかけは、松本の作品「ニコライ堂の横の道」との出会いだった。初めて見た時は「とても暗い絵」という印象だったが、画商の勧めでそばに置いて生活してみたところ味わい深さを感じ、手放せなくなったという。

 以来、大川さんは松本の遺族と交流し、松本と親交のあった画家の作品なども含め美術館の主軸となる作品を収集。美術館の建物を増改築する際も、松本の次男で建築家の莞(かん)さんに依頼した。現在、同館は60点の松本作品を所蔵し、一部は常設展示している。

 同館では没後70年を記念し、10月から来年6月にかけて3期に分けて松本の企画展を開催する。この期間中、遺族が保管してきたイーゼル、パレット、テーブル、500冊以上の本など約60点の遺品を15畳の空間に当時のままに配置して展示する。運搬や管理の費用を入館料だけで賄うことが難しいためCFを活用することにした。

 小此木美代子主任学芸員は「一人の戦中を生きた作家が思索の時間を過ごした場を再現することで、作家を身近に、リアルに感じ取ってもらいたい」と話した。絵と鑑賞者の近さに配慮し、ガラスケースは設けないという。

 目標金額は500万円で、募集期間は7月31日まで。支援者には金額に応じて美術館の招待券やカタログ、館長による特別ギャラリートークへの出席などの特典をつける。応募はCFサイトの「レディーフォー」で。

 問い合わせは大川美術館=電0277(46)3300=へ。

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