岸田“公邸忘年会”報道からわずか3カ月で…森まさこ首相補佐官(59)が娘と友人たちを首相官邸ツアーに招待していた! 「官邸の私物化」と波紋広げる(2023年9月5日配信『文春オンライン』)
- 2023/09/05
- 12:31

岸田首相に新たな火種が……
首相補佐官を務める自民党の森まさこ参議院議員(59)が、今年8月末に司法修習生の長女とその友人一行を首相官邸に招待し、“見学ツアー”をしていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。首相官邸は総理大臣をはじめとした政権中枢の執務空間であるだけに「首相補佐官の立場を使った私的利用ではないか」との指摘が浮上している。

疑惑の森まさこ首相補佐官(59)
森氏は2007年の参院選に福島選挙区から出馬して初当選し、現在3期目。
「2012年の第2次安倍政権で、当選1回にも関わらず少子化担当大臣に就任。女性活躍のPRという狙いで、稲田朋美衆院議員とともに初入閣。2019年には法務大臣に就任。検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案を担当し、国民から大きな反発を食らいました」(政治部デスク)
2021年からは岸田政権で首相補佐官を務め、昨夏の内閣改造でも留任した。
プライベートでは、「4大法律事務所のパートナーを務める夫との間に2人の娘がおり、長女は弁護士志望の司法修習生です」(同前)
森氏の長女A子さんは弁護士志望で現在は司法修習生。彼女が司法修習生の友人ら約7人を連れて首相官邸を訪れたのは8月28日午後6時頃のことだった。A子の知人が明かす。
「A子さんから『国会議事堂に行くからきれいな服を着てきてね』と言われ、参加者はどこに案内されるのか事前によく分かっていなかった。ところが、連れていかれたのは国会議事堂ではなく首相官邸。A子さんの母親である首相補佐官の森さんから歓待を受け、みんな驚いていました」
「のけ者にされた」と不満の声も…
司法修習生の数は1400人ほど。呼ばれなかった人からは「のけ者にされた」と不満の声が上がっているという。
「森さんが、娘と娘に近い人だけを招いて歓待していたとなると、首相補佐官という立場を使って首相官邸を私的利用したのではないかと言われても仕方がありません」(法曹関係者)
森氏は取材に対し、官邸を見学させた事実はないとしながらも、「女性活躍に関連する意見交換を執務室において約20分間致しました」と官邸に招き入れた事実を認めた。
今年5月には、「週刊文春」が岸田文雄首相の息子で首相秘書官(当時)の岸田翔太郎氏が、親族一同を招いて首相公邸で忘年会を開いていたことを報道。赤い絨毯が敷かれた公的スペースで集合写真を撮影したり、アイスクリームを食べていたことなどが「公私混同」「公邸の私物化」と批判を浴び、最終的に翔太郎氏は更迭に追い込まれている。あれからわずか3カ月しか経過していないこともあり、森氏の言動は波紋を呼びそうだ。
現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、森氏の長女Aさんによる友人との“首相官邸見学ツアー”の詳細、当日の森氏の様子、首相秘書官が首相官邸に親族を呼ぶことの問題点、“私的利用”の過去の事例などを詳しく報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月14日号
森まさこ議員に長女の〝首相官邸ツアー〟報道 松尾貴史「なかなかの厚顔無恥ですね」(2023年9月5日配信『東スポWEB』)

森議員と松尾
タレントの松尾貴史が自身のX(旧ツイッター)を更新し、首相補佐官の自民党・森まさこ参院議員に浮上した長女の〝首相官邸ツアー〟報道に言及した。
5日の「文春オンライン」によると、森氏は司法修習生の長女ら7人を8月下旬に首相官邸に〝招待〟。ほかの司法修習生1400人は招かれなかったため、「首相補佐官の立場を使った私的利用ではないか」と指摘している。
当の森氏は文春の取材に官邸を見学させた事実はないとしながらも、執務室に招いたことは認めている。
この手の〝ツアー報道〟では今年5月、岸田文雄首相の息子で、当時首相秘書官だった岸田翔太郎氏のケースが記憶に新しい。翔太郎氏は親族一同を招いて首相公邸で忘年会を開催。これが大炎上し、翔太郎氏は更迭に追い込まれた。
松尾氏はXで森氏の文春報道を添付した上で「官邸私物化とか、100万円献金もらってブライダル補助金利益誘導とか、なかなかの厚顔無恥ですね」と痛烈に皮肉っている。
スポンサーサイト