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若者の過労死(2019年12月18日配信『愛媛新聞』ー「地軸」)

 英国の哲学者バートランド・ラッセルは著書「幸福論」で、人に幸せをもたらすものの一つに「仕事」を挙げた

▲「どんな退屈な仕事でさえ、たいていの人びとにとっては無為ほどに苦痛ではない」。ただしこうも書いている。「量が過多でないかぎり」

▲きのう松山市であったシンポジウムで、電通の新入社員だった長女まつりさんを過労自殺で亡くした高橋幸美さんが登壇した。「お母さんが早く退職できるよう、仕送りできるようになるからね」。努力家のまつりさんは、徹夜や2時間睡眠といった過酷な仕事の連続で、心身を疲弊していく。SNSに残されたメッセージには死の影がまとわりつき、午前4、5時といった送信時間にも闇の深さを見る

▲今月には、三菱電機の新入社員が自殺していたことも明らかになった。幸せをもたらすはずの仕事で、死を選ばざるを得なくなる。そんな不幸がいつまで続くのか。「命より大切な仕事はない」「自分で身を守るしか方法はない」。この日の遺族らの訴えが多くの人に届くことを願うばかりだ

▲仕事や企業の在り方が現在ほど厳しく問われている時代はない。にもかかわらず、パワハラやセクハラ、残業代未払い…。若者を追い詰める組織や土壌はなお残り、不祥事も連日のように報じられる

▲シンポには多くの大学生が参加していた。彼ら彼女らに、安心して社会に飛び込んで大丈夫、と言い切れる自信が、いまはない。



愛媛大でシンポ;過労死遺族「命守る知識を」 学生に訴え(2019年12月18日配信『愛媛新聞』)

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過労死遺族として労働法の学習の重要性などを訴える高橋幸美さん=17日午前、松山市文京町

 過労死防止について考える厚生労働省主催のシンポジウムが17日、松山市文京町の愛媛大であった。愛媛大の学生らを前に、広告大手の電通(東京)の新入社員で2015年12月に過労自殺した高橋まつりさんの母幸美さんが、「命と権利を守るための労働法を学ぶことが大切だ」と訴えた。



過労死の防止 遺族が訴える(2019年12月17日配信『NHKニュース』ー「愛媛版」)

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過労死の現状や対策について考えるシンポジウムが松山市で開かれ、遺族や専門家が過労死のない社会の実現を訴えました。

このシンポジウムは、11月の「過労死防止月間」にあわせて厚生労働省が全国各地で開いていて、会場の愛媛大学には学生などおよそ200人が参加しました。

はじめに息子を過労による自殺で亡くした男性が講演し「仕事を理由に自殺するのは弱いからではなく、まともな神経ではいられず冷静な判断ができないからだ。父としてそれを見抜くことができず無念だ。本当にしんどくなったら逃げてください」と訴えました。

続いて、4年前、過労のため自殺した大手広告会社の元社員、高橋まつりさんの母親の幸美さんが講演し「就職したら、自分の命と権利を守るために声を上げてください。長時間労働をさせる会社で先輩たちは我慢していても、あなたたちは我慢してはいけない。会社にあなたの代わりはいてもあなたの人生の代わりはいない」と語りかけました。

このあと過労死の問題に詳しい愛媛大学の長井偉訓名誉教授が、今後の対策などについて講演し、企業の労働時間の管理に対するモニタリングの徹底や、国民一人ひとりが私生活を大切にする文化を醸成していくこと、それに、学生のうちに、ブラック企業から身を守るための知識をつけることが必要だと指摘して過労死ゼロの社会の実現を訴えました。



「ワハラ」追加へ検討(2019年12月18日配信『NHKニュース』)

パワハラを防止する対策が来年から順次、企業に義務づけられるのに合わせ、過労自殺などを労災と認定する際の基準にパワハラを加えるための検討が、厚生労働省の専門家会議で始まりました。

17日に開かれた厚生労働省の専門家会議には、精神科の医師や法律の専門家などが参加しました。

過労による自殺やうつ病などの精神疾患を労災と認定する際の基準は、現在、長時間労働や仕事上のトラブルなど36の項目に分かれていて、それぞれのストレスの強さを評価し総合的に判断されています。

会議ではこの認定基準の項目にパワハラを新たに追加する方針が示され、了承されました。

今後は、厚生労働省が別途、策定を進めているパワハラにあたる事例を示した指針を参考に、基準の具体的な見直しについて話し合うことにしています。

過労自殺などの認定基準の見直しは8年ぶりで、厚生労働省は専門家会議の議論を踏まえ、パワハラを防止する対策が来年6月以降、企業に順次、義務づけられるのに合わせて、新たな認定基準の運用を始めたいとしています。




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