FC2ブログ

記事一覧

SOSボタン押下→市民がAED急送 大阪で社会実験へ(2020年1月2日配信『朝日新聞』)

キャプチャ

ダウンロード
街中に設置されるSOSボタンのイメージ。ボタンが押されたら、近くにいる人のスマートフォンのアプリに通知が届く(フィリップス・ジャパン提供)

キャプチャ2
オフィスに設置されたAED=大阪市北区

 突然、街中で人が倒れた際、身近に設置された「SOSボタン」を押すと、訓練を受けた市民が自動体外式除細動器(AED)を持って駆けつける……。こんな社会実験を、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)とフィリップス・ジャパン(東京都港区)が2020年2月にも始める。危険な不整脈「心室細動」の救命率の向上が狙いだ。

 心臓の疾患が原因で亡くなる人は、突然、心臓が止まって倒れるケースが多い。なかでも、心筋がけいれんしたような心室細動は死に至る可能性が高い。

 心室細動にはAEDによる電気ショックが有効で、倒れてから5分以内に使用するのが理想とされる。だが、救急隊が到着するまでの平均時間は約8・6分(17年)。救命には市民の協力が不可欠だが、市民が居合わせた状況で起きた心停止のうち、実際にAEDが使われたのは5%程度だという。

 実験が行われるのは、吹田市と摂津市にまたがる北大阪健康医療都市エリア。JR岸辺駅前の国循や隣接する商業施設など直線距離で約500メートルの範囲に、AED5台とSOSボタン16台を設置する。ボタンが押されると、登録している人のうち近くにいる人のスマートフォンのアプリに通知が届き、その人がAEDを持って助けに向かう。

 登録する際に救命講習を受け、さらにAEDが設置されている場所を把握しておけば迅速な対応につながる。20年1月から国循の職員や商業施設の従業員、近隣の大学生らを対象に救命講習を実施し、2月中旬以降に実験を始める。1年かけて効果を確かめるという。

 国循心臓血管内科の田原良雄医長は「五輪や万博のような大規模イベントなどでもこの仕組みを応用できるのではないか。街中でどれだけ使われるのか検証していきたい」と話している。




スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ