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HIV感染者が頼る「学ちゃん」 ゲイ公表、続ける支援(2020年1月6日配信『朝日新聞』ー「社説」)

ゲイを公表し病院でエイズの相談に乗る 岡本学さん(42)

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国立病院機構大阪医療センターの医療ソーシャルワーカー、岡本学さん=大阪市中央区

 HIV(エイズウイルス)に感染しても、自分らしく、人生をあきらめないで――。大阪の病院に勤める医療ソーシャルワーカー、岡本学さん(42)はHIV感染者に寄り添い、勇気づけてきた。その優しさや強さの裏側には、自らがゲイという性的少数者として、差別や偏見としなやかに向き合ってきた経験があった。

 大阪のHIV感染者の間には「困ったら学ちゃんに」という合言葉がある。

 国立病院機構大阪医療センター(大阪市)に通院する感染者は、ゲイの男性も多い。そこで自らもゲイだと隠さずにHIV専門の医療ソーシャルワーカーとして働き、13年間で約2千人の相談に乗ってきた。

 男子が好きだと気づいたのは、小学5年のころ。周囲に悟られないように、中高生のころは女子と付き合った。悩んだが、性的少数者が胸を張って生きる姿を描いた米国映画を何本も見て、「結婚して一人前やと思っていたが、生きてていいんや」とふっきれた。

 大学時代からゲイバーに出入りし、エイズは身近な病だった。NGOのHIV調査に加わって医師と知り合い、今の病院で働くことに。外部から「なぜあんな奴(やつ)を雇ったのか」と抗議もあったが、ありのままの自分を貫いた。

 医学の進歩でエイズは薬をのめば発症を防げる「付き合う病」になった。それでも感染者への診療拒否や内定取り消しはなくならず、「自殺する」と連絡してきた人を思いとどまらせたこともあった。




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Author:gogotamu2019
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