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首相演説をファクトチェック?前原氏「ウソじゃないか」(2020年1月28日配信『朝日新聞』)

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衆院予算委で質問に立つ国民民主党の前原誠司氏=2020年1月28日午前、飯塚悟撮影

 国民民主党の前原誠司・元国土交通相が28日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相の20日の施政方針演説の内容を「ファクトチェック」する一幕があった。公債発行額をめぐる首相発言について、前原氏は具体的な数字を引きながら、「誤り」を指摘。首相の演説内容を「ウソ」だと認定した。

 首相は施政方針演説で「来年度予算の税収は過去最高となりました。公債発行は8年連続での減額であります」と述べた。前原氏は首相に事実関係をただしつつ、「(演説は)ウソじゃないですか」と指摘した。結果的に、野党が政権を「ファクトチェック」したかのようなやりとりになった。

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衆院予算委で、国民民主党の前原誠司氏の質問に対する答弁内容を確認する安倍晋三首相(中央)=2020年1月28日午前11時7分
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 首相と前原氏の主なやり取りは次の通り。

 前原氏 公債発行は補正予算を含めた決算ベースでは8年連続の減額になるか。

 首相 決算ベースでは、そうはなっておりません。

 前原氏 補正予算を出すことにより、どんどん財政規律が崩れているのではないか。つまりはこの施政方針演説はウソじゃないですか。決算ベースで公債発行の減額ができるんだったら胸を張るべきだ。何でこんな演説を言ったのか。

ここから続き
 首相 ウソというのは言い過ぎだと思うが、各年度の財政運営の基本をなす当初予算において公債発行を抑制していくことは、財政健全化を進めていく上で極めて重要であり、政権の姿勢でもある。決算ベースで見た場合、当初予算を上回る公債発行を行った年度はあるが、その時々の国内外の経済情勢や災害への対応、国民の生命・財産・暮らしや経済を守るために必要不可欠な対応を機動的に行った結果だ。公債発行額は政権交代後、決算ベースでも減少している。

 前原氏 もう一つ、まやかしを申し上げよう。補正の議論で(法人税などの落ち込みで税収見込みを当初より)2兆3150億円の減収。予算の財源として前年度の剰余金を使う。1兆3283億円だ。前年度の剰余金を使う普通のルールは。

 首相 お答えする前に、施政方針演説は当初予算の話をするわけであり、来年度予算については当初予算しかない。決算で比べようがない中、当初予算としてどういう姿勢を示したかを話した。(剰余金は)ルールとして2分の1は国債の償還に充てるということだと思う。

 前原氏 本来、剰余金は半分以上は財政健全化に使わなければいけない。だが、財政健全化に使わないように特例で今回、法律を通してください、という補正予算の議論になっている。財政健全化を遅らせ、結果的に公債発行を減らすことができた、というのは矛盾ではないか。粉飾だ。

 麻生太郎財務相 おっしゃることはもっともですよ。当初予算では赤字発行額を8年連続で減らすという姿勢をきちんと我々は示していることになる。マーケットに与える影響は極めて大きい。我々はマーケットと仕事していますんで。野党と仕事してんじゃない。マーケットが「財政再建、全然」ということになったときの影響はものすごく大きい。そちらの方に優先させていただいた。

 前原氏 すごい答弁ですよ。体裁は8年連続公債発行は減額できた、マーケットのためだと。全部、手の内を示しているじゃないですか。

 首相 剰余金については、国債の発行を抑制する観点から、今般の経済対策の実行に必要となり、歳出追加に活用することとした。




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