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大人用紙おむつ(2020年2月5日配信『山陽新聞』-「滴一滴」)

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 近ごろ薬局などに並ぶ「大人用紙おむつ」は形も機能もさまざまだ。業界大手が昨日発売した新商品は、はくだけで骨盤を支え、歩行力が増すとうたう

▼高齢化に伴い大人用紙おむつの出荷額は年々増え、2012年に乳幼児用を上回った。18年に作られた数は約84億枚。需要はさらに伸びると見込まれる

▼問題は、焼却処分する「ごみ」も同時に増えることである。大人用は多くの水分を含んで重く、燃えにくい。助燃剤が必要になればコストが上がる。ところが10年後には一般廃棄物全体の7%程度を占めるとの推計もある

▼使い捨てず、どうにか活用する手はないか。各自治体とメーカーはともに知恵を絞ってきた。鳥取県伯耆町は使用済み紙おむつを破砕し、高温で殺菌・脱臭して作ったペレット燃料を町営温泉施設で使う。路面凍結防止やハウス栽培にも応用できるという

▼福岡県と17市町は汚物を分離した再生パルプを建築資材に。医療や介護の現場と家庭から回収する仕組みもつくった。さらに技術は進歩し、衛生的な紙おむつを再生産できるとして既に試作品を発表した企業もある

▼「リサイクル紙おむつ」が売り場に並ぶ日もそう遠くないかもしれない。家族や介護者にとっても切実な排せつケア。便利だが、環境に負荷をかける紙おむつとの付き合い方を、みんなで考えたい



歩行支援おむつ来月発売 「はくだけで体幹支える」(2020年1月17日配信『東京新聞』)

 ユニ・チャームは16日、歩行に悩みを抱える高齢者を支援しようと、はくだけで体幹を支える世界初の技術を用いた紙おむつを開発したと明らかにした。2月4日に発売する。兵庫医療大(神戸市)と2016年から共同で研究していた。排せつケアの枠を超えた高付加価値品の投入により「健康寿命」に関わる市場を開拓する。

 加齢で腹筋が弱まると体の重心が前にかかり歩きづらさを感じる。新商品「ライフリー 歩行アシストパンツ」では、おなか周りの特殊なシートが腹圧を高めて骨盤を安定させるほか、股下の伸縮性も向上した。足を上げやすくなったり、歩幅が広がったりすることで、歩行機能を改善する効果が確認できたという。

 兵庫医療大リハビリテーション学部の川口浩太郎教授(運動器系理学療法学)は「はくだけでしゃきっとする印象だ。自分で移動できることはQOL(生活の質)向上につながる」と評価する。

 ウエスト60~85センチのMサイズが18枚入り、75~100センチのLサイズが16枚入りで、想定価格はいずれも1600円前後。大人用紙おむつの国内市場は毎年約5%ずつ伸び、今後も拡大が見込まれる。近年は機能性に優れ、外見上目立ちにくい薄型のパンツタイプが主流だ。

 花王の「リリーフ」は赤ちゃん用おむつの技術を生かしたはき心地のよさが特徴。大王製紙の「アテント」には、脚回りの漏れを防ぐために丈を伸ばしたタイプがある。





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