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検察側が求刑せずに結審 元看護助手、3月31日に無罪判決へ 湖東記念病院事件再審(2020年2月10日配信『毎日新聞』)

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弁護士らとともに笑顔で大津地裁に向かう西山美香さん(中央)=大津市で2020年2月10日午前9時52分

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再審結審後の記者会見を終え、両親に声をかける西山美香さん(右)=大津市で2020年2月10日午後0時26分

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再審結審後、記者会見する西山美香さん=大津市で2020年2月10日午前11時47分

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院中の男性患者(当時72歳)の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手の西山美香さん(40)=同県彦根市=の再審(やり直しの裁判)の第2回公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)であった。検察側は論告で「有罪の立証はせず、適切な判断を求める」と述べて求刑をせず、謝罪もしなかった。

 弁護側は最終弁論で改めて無罪を求めた。西山さんは最終陳述で、検察側が求刑をしなかったことについて「それなら無罪(の求刑)でいいのでは。どのような思いで家族が過ごしていたのか、分かってほしい」と訴え、結審した。3月31日に無罪判決が言い渡される見通しだ。

 検察側は3日の初公判で、改めて04年7月27日付の起訴状を読み上げた。そのうえで冒頭陳述で「被告人が有罪であるとの新たな立証はせず、裁判所に適切な判断を求める」としていた。当初の方針から一転し、有罪立証を見送った理由は明らかにしなかった。

 一方、弁護側は「患者は致死性不整脈で病死した可能性がある」との医師の意見書などに触れ「人工呼吸器のチューブを外した事実はなく、患者の死因は不整脈やたん詰まりなどによる自然死だった」と指摘。確定判決で有罪の根拠となった「呼吸器のチューブを外した」との自白は、西山さんが恋愛感情を抱いた県警の刑事らに誘導されたなどとして捜査手法を批判し、無罪を主張した。

 西山さんは「私は殺していません」と起訴内容を否認。被告人質問で自白した理由について「担当の刑事の気を引きたかった。逮捕の意味が分かっていなかった」などと述べた。

 男性患者は03年5月22日未明、病室で死亡しているのを看護師に発見された。県警は1年以上たった04年7月、この看護師と一緒に当直勤務をしていた西山さんを殺人容疑で逮捕した。西山さんは公判で一貫して無罪を主張したが、07年に最高裁で懲役12年が確定して服役し、17年8月に満期出所した。服役中の10年9月に再審を請求。2度目の請求で大阪高裁が17年12月、再審開始を決定し、19年3月に最高裁で裁判のやり直しが決まった。




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