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洲本5人刺殺、高検が上告断念 遺族「裁判員制度の趣旨台無しに」(2020年2月10日配信『神戸新聞』)

 兵庫県洲本市で2015年3月、自宅近くの男女5人を刺殺したとして殺人などの罪に問われた平野達彦被告(45)を死刑とした一審神戸地裁の裁判員裁判判決を破棄し、無期懲役を言い渡した大阪高裁判決について、大阪高検は10日、上告の断念を明らかにした。遺族らは上告を望んできたが、高検は「適法な上告理由を見いだせなかった」とした。

 一審判決は被告を「薬剤性精神病」とした精神鑑定を踏まえ、「完全責任能力」を認定した。一方、高裁判決は「妄想性障害」と診断した控訴審の鑑定が「より信用性が高い」とし、妄想の強い影響で「心神耗弱状態だった」と判断した。

 高裁判決の1月27日、遺族らはコメントを発表。亡くなった平野毅さん=当時(82)=と妻恒子さん=同(79)の遺族らは「5人もの尊い生命を奪った被告を死刑にしないという結論は余りに非常識」。亡くなった平野浩之さん=同(62)、妻方子さん=同(59)、母静子さん=同(84)=の遺族らは「裁判員制度の趣旨を台無しにする」と批判していた。

 上告期限は10日までで、同日夕時点で被告側の上告は確認されていない。被告側だけ上告した場合、法的に高裁判決より重い刑は言い渡せず、死刑判決の可能性はない。裁判員裁判の死刑判決が二審で破棄されたのは7件目。




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