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農福師 北陸初の認定 障害ある人 地域とのつながり耕せ(2020年2月22日配信『中日新聞』-「石川版」) 

北陸3県初の「農福師」の称号を得た(前列左から)橋本涼さん、井上匠さん、前田健一さん=中能登町良川で

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中能登の通所者3人「うれしい」

 中能登町良川の障害者支援施設「つばさ」の利用者3人が、農作業に取り組む障害のある人たちに贈られる称号「農福師」を獲得した。称号を創設した一般社団法人「農福連携自然栽培パーティ全国協議会」(事務局・愛知県豊田市)によると、北陸3県では3人が初。3人は「うれしいです」と喜び、農作業への意欲を高めている。

 称号を獲得したのは、いずれも知的障害がある前田健一さん(34)と井上匠さん(31)、橋本涼さん(29)。自然栽培で米や大豆、カブを生産している。普段はけんかをすることもあるが、頭をなで合ったり、握手を交わしたりと仲良しな3人。施設職員の今井宏晃さん(38)は「自分たちができることをやってくれている」とたたえる。

 農福師は農作業に3年以上携わり、施設が推薦する利用者に贈られる。農業と福祉分野の連携を深めるほか、農作業へ取り組む利用者のモチベーションを高めようと、自然栽培に取り組む全国の福祉施設でつくる同協議会が考案。大津市で1月31日にあった「自然栽培パーティ全国フォーラム」の初の授与式で、全国の29人が認定された。

 10年以上施設で農作業に携わる井上さんは、主に力仕事を担当。「大変だと思ったことはないです」ときっぱり。畑近くを通りがかった地域住民にお茶を手渡すなど気配りも得意で「楽しくやっていきたい」と笑顔。今井さんは「畑が地域の人とのつながりの場。農福師と言われるようになって、働き方が変わったし、周りからの見られ方をより意識するようになった」と効果を語る。

 授与式では、各施設の代表者が農福師に選ばれた利用者に表彰状を手渡した。つばさの就労支援部管理者、三浦克欣(かつよし)さん(55)は「みんな凸凹で、仲いいんか悪いんか分からんけど、得手不得手をカバーし合ってやってくれている」と笑顔で話していた。




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