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3.1ビキニデー  3.1独立運動(韓国)

ビキニの海(2020年3月1日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

 66年前のきょう、マグロ漁船第十三光栄丸は南太平洋のマーシャル諸島東方沖で操業していた。「甲板での作業中に水平線の向こうでピカッと光ったように思う」「シャワーは全部海水で、食事のおかずは釣ったばかりの魚だった。放射能に汚染されていたとは皆知らなかった」。乗船していた谷脇寿和さんの証言だ

▼米国は1954年3~5月に、同諸島ビキニ環礁などで6回の水爆実験を行った。第五福竜丸の被ばくは知られる。だが、周辺海域には千隻もの船が航行していたという

▼福竜丸が保存されている展示館(東京都江東区)で開催中の写真展「ビキニの海は忘れない」には、福竜丸以外で働いていた約30人の漁師の言葉が並ぶ

▼谷脇さんのほかにも「下船時の放射能検査で、手袋、軍手、帽子に高い反応が出た」「手、足、頭と次々に皮膚がんになった」との声があった。しかし日米両政府は調査を早々と打ち切り、補償も十分ではなかった

▼人類は核兵器の残虐性を広島や長崎で目の当たりにした。なのに冷戦下の軍拡競争で核開発が進められてきた。その犠牲になったのは、普通に暮らす人々である

▼今また、世界の核弾頭の大部分を所有する米ロが、核戦略強化への動きを見せている。「誰もが被爆者になる世界を生きているということを、もっと感じてもらいたい」。福竜丸の元船員大石又七さんの言葉だ。忘れてはならない。

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ビキニ被曝から66年 死亡の漁船無線長を悼み墓前祭(2020年3月1日配信『共同通信』)

 米国のビキニ水爆実験で静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被曝(ひばく)してから66年となった1日、被曝半年後に亡くなった無線長の久保山愛吉さん(当時40)を悼む墓前祭が行われた。例年、千人以上がJR焼津駅から歩く墓参行進や、「3.1ビキニデー集会」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止となった。

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「第五福竜丸」の被ばくから66年となり、無線長の久保山愛吉さんを悼む墓前祭で手を合わせる参列者。元機関士の池田正穂さんの遺影も飾られた(1日、静岡県焼津市)

 墓前祭は地元の関係者50人余りが参加。参列者は久保山さんが好きだったバラを献花した。

 2月20日に亡くなった元機関士の池田正穂さんら元乗組員への聞き取りをしていた元高校教員の粕谷たか子さん(70)は、池田さんの遺影を久保山さんの墓前に手向けた。「コロナウイルスの影響で、こういう形になったのは残念だが、久保山さんに池田さんと楽しくお話ししてくださいと伝えられた」と話した。

 米国は1954年3月1日、太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で水爆「ブラボー」の実験を実施。周辺で操業していた第五福竜丸の乗組員23人が被曝した。池田さんの死亡で、存命中の元乗組員は3人となった。



ビキニ被ばくから66年 無線長の久保山さん悼み墓前祭(2020年3月1日配信『北海道新聞』)

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「第五福竜丸」の被ばくから66年となり、無線長久保山愛吉さんを悼む墓前祭でバラを手向ける参列者=1日、静岡県焼津市

 米国のビキニ水爆実験で静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしてから66年となった1日、被ばく半年後に亡くなった無線長久保山愛吉さん=当時(40)=を悼む墓前祭が行われた。例年、1000人以上がJR焼津駅から歩く墓参行進や、「3・1ビキニデー集会」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止となった。

 墓前祭は地元の関係者50人余りが参加。参列者は久保山さんが好きだったバラを献花した。

 2月20日に亡くなった元機関士池田正穂さんら元乗組員への聞き取りをしていた元高校教員の粕谷たか子さん(70)は、池田さんの遺影を久保山さんの墓前に手向けた。



海の民を苦しめた「死の灰」(2020年3月2日配信『中国新聞』-「天風録」)

 芸南の大崎上島で「マキハダ」を見たことがある。槙皮とも、槙肌とも書く。水漏れを防ぐため船板の隙間に打ち込む縄の一種。ヒノキの原皮から手仕事で仕上げる。かつての上島は一大産地だった

▲東京・夢の島で展示される第五福竜丸にもマキハダは使われていた。それほど古い洋式木造船である証し。3年前、船内に入れてもらった。久保山愛吉さんの無線室があり、大石又七さんが潜った魚槽がある。あの日、死の灰を浴びなければ、どの人も穏やかな老後を送れたはず

▲久保山さんの墓前祭が、静岡県焼津市で営まれた。きのうは第五福竜丸がビキニ環礁で被曝(ひばく)して66年の節目である

▲南の海の核実験を巡っては、当時のハワイ準州政府も危機感を覚えていたという。日本の敗戦で豊かな漁場が「空白」になった。そこへ手を広げようとしたところ、自国の政府が死の灰で汚した。ハワイ側は独自に魚介類の調査をしたもようで、ハワイ漁業史の研究者小川真和子(まなこ)さんが近著で明らかにしている

▲死の灰は第五福竜丸だけではなく、多くの海の民を苦しめた。日本の民も、太平洋諸島の民も。こぼれ落ちた事実を、いま一度拾い上げる節目だと身を引き締める。



核兵器廃絶を誓う(2020年3月2日配信『しんぶん赤旗」)

ビキニ事件 久保山愛吉氏の墓前祭
静岡・焼津


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久保山愛吉氏の遺影に向かって祈る参加者=1日、静岡県焼津市の弘徳院

 米国が太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験を行い、第五福竜丸など日本漁船や周辺住民が被災してから66年となる1日、故久保山愛吉氏=第五福竜丸元無線長=の墓前祭が静岡県焼津市の弘徳院で行われ、各団体代表が核兵器廃絶に向け誓いました。主催は日本宗教者平和協議会です。

 開会あいさつで日本宗教者平和協議会の荒川庸生理事長代行は、新型コロナウイルスという困難の中での開催だが、今年は極めて重要な年だと語り、墓前祭をスタートとして原水爆禁止運動を大いに盛り上げていこうと呼びかけました。

 第五福竜丸平和協会の山本義彦理事長は、水爆実験で被災した人、実験場とされた地域の全ての人へ思いをいたし、今後一切の核廃絶に挺身(ていしん)することこそが、久保山さんへの私たちの未来からの贈り物になると確信していると述べ、世界の核開発、保有、貯蔵、利用の一切を根絶すると誓いました。

 原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会の野口邦和共同代表のメッセージを、高草木博同会共同代表が代読。ヒバクシャ国際署名を旺盛に行い、核不拡散条約(NPT)再検討会議、米国での世界大会の力を結集し、被爆75年となる8月の原水爆禁止世界大会を大いに成功させ、世界諸国民の先頭に立ち、核兵器廃絶の扉を開く歴史的使命を果たすと語りました。

 中野弘道焼津市長、松井一実広島市長、田上富久長崎市長からメッセージが寄せられました。

 被災66年3・1ビキニデーアピール文が、木藤功・静岡県原水協理事長により読み上げられ、参加者の拍手で採択されました。

 諸宗教による平和の祈りとともに、参加者は久保山氏の遺影、墓に祈りました。



3・1ビキニデー集会 日本共産党のメッセージ(2020年3月3日配信『しんぶん赤旗」)

 日本共産党が、開催予定だった被災66年2020年3・1ビキニデー集会に送ったメッセージを紹介します。

 被災66年2020年3・1ビキニデー集会に際し、心からの連帯のあいさつを送ります。

 1954年3月1日、南太平洋・ビキニ環礁でアメリカが強行した水爆実験は、第五福竜丸をはじめとする1400隻もの漁船と周辺の島民に甚大な被害をもたらしました。わが国では、これをきっかけに、原水爆禁止の署名運動が大きく発展し、翌年に第1回の原水爆禁止世界大会が開催されました。この歴史を思い起こし、運動を大きく発展させることが、いま強く求められています。

 米ロをはじめとする核大国は核兵器を使用する姿勢を強め、核軍拡競争の再燃も懸念されています。米トランプ政権は、新たな海上発射型核弾道ミサイルの配備を発表しました。ロシアも対抗して、新兵器の開発をすすめつつあります。核兵器が一発でも使われれば、ヒロシマ・ナガサキ、さらにはビキニのような非人道的な結末をもたらします。この脅威を取り除くことは、気候変動の阻止とともに、人類の死活的な緊急課題となっています。

 この危機をのりこえ、「核兵器のない世界」の展望を切り開くたしかな流れが生まれています。米ソが対抗した時代と異なり、圧倒的多数の非核保有国と市民社会の共同が世界を動かす力を発揮しています。2017年に成立した核兵器禁止条約は、それを象徴する出来事でした。禁止条約は遠くない将来に発効するでしょう。そうなれば核兵器廃絶をめざす世界の流れはいっそう強く、大きくなるに違いありません。

 広島・長崎の被爆75年でもある今年、核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれます。核大国に対して、核軍備撤廃交渉を定めた条約の義務と、核兵器廃絶の誓約など、これまでの合意の実行を求める世論の結集が重要になっています。ニューヨークでも原水爆禁止世界大会(「世界大会―核兵器廃絶、気候の危機の阻止と反転、社会的経済的正義のために」)が開かれることは画期的です。この成功を心から願い、ともに力を合わせていく決意です。

 ビキニ被災は、日本政府の態度を変えていくことの重要性を浮き彫りにしています。日本政府は当時、反核世論の高まりを恐れたアメリカの意をうけて、わずかな「見舞金」で幕引きをはかりました。被害の全容解明はたな上げにされ、多数の被災者が放置されました。政府は直ちにこの非を認め、救済のための措置をとるべきです。

 安倍政権はアメリカの「核の傘」に依存して、核兵器禁止条約に反対し、国連でも被爆国にあるまじき態度をとっています。9条改憲をねらい、「戦争する国」づくり、沖縄辺野古への米軍新基地建設をすすめています。「桜を見る会」疑惑など、法治国家を破壊する暴挙とともに、消費税増税による生活破壊と深刻な景気の冷えこみを生み出していることも重大です。新型コロナウイルス対策も、抜本的に強化されなければなりません。

 一刻も早く安倍政権を終わらせ、野党連合政権を実現し、核兵器禁止条約に署名、批准する政府をつくりましょう。そのために市民と野党の共闘をさらに発展させ、私たち自身も躍進をする―その決意を申し上げて、連帯のメッセージとします。




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