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「白」は一番?(2020年3月1日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 マスクがない。ドラッグストアなどを5件以上回り、那覇市内の100円ショップでやっと見つけた。色は黒だったが、ないよりはいい。即、購入した

▼新型コロナウイルスの感染拡大で、全国的にマスク不足が続く。ツイッターには、校則でマスクを白に限定している学校に対し、保護者の悲痛な訴えが寄せられている

▼マスクの色を「白のみ」とする校則が県外にあることに驚いた。このご時世で校則を忠実に守る学校に、あぜんとする。熊本市は学校でのマスク着用で、色を限定しないよう通達した

▼那覇市内の17中学校のうち16校で、夏服の肌着の色を規制していることが市議会の一般質問で明らかになった。市は「社会の状況に応じて、保護者の理解を得られるような形で見直すよう通知している」という

▼肌着の色の規制は、制服から透けて見えないようにという意図かもしれない。しかし一律の規制ではなく、生徒自身が納得して色を選ぶことがTPO(時、場所、状況)に合わせた身だしなみを考えることにつながる。色の点検は行き過ぎた干渉だ

▼明日以降、臨時休校になる学校も多いが、マスクの色の問題をうやむやにするわけにはいかない。肌着の色と同様、何のための、誰のための校則なのか、いま一度考えてみたい。「黒いマスクもOK」と臨機応変に対応する方が、教育的効果は高いのではないか。

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「マスク」は海外ではまず仮面や…(2020年3月1日配信『山陽新聞』-「滴一滴」)

 「マスク」は海外ではまず仮面や覆面を指す。集会や公共交通機関で顔を隠すことを禁ずる覆面禁止法は英語で、アンチ・マスク・ローだ

▼日本人が風邪の予防などに愛用する、いわゆるマスクは医療用で、欧州などではこれまで一般の人が着ける習慣はなかったそうだ。だが新型コロナウイルスによる肺炎が世界的に広がる中、光景は一変した

▼感染への不安から買い占めが起こり、今や多くの国で供給が追い付かない状態という。日本も例外ではない。メーカーが24時間体制で通常の3倍、週約1億枚を生産するが、店頭の品薄は1カ月ほど続いている

▼折しも花粉症の季節である。手に入れたい人の焦りを利用して、インターネットでの高額転売、化粧品と抱き合わせにした強制販売などの問題も出てきた。原料が流用されるといった臆測からトイレットぺーパーの買いだめまで起きている

▼明治初期、粉じんから肺を守るために生まれたマスクは長い年月をかけて改良され、暮らしに浸透してきた。それにしてもここまで多くの人に必要とされたことはなかったのではないか

▼新型肺炎対策として明日から全国の小中高校でほぼ一斉に臨時休校が始まる。思わぬ形で学年を締めくくらざるを得なくなった子らに心を配りたい。マスク越しでも地域で声を掛け合えば、戸惑いも少しは和らごう。




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Author:gogotamu2019
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