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N国党「スラップ訴訟」は二審も返り討ち ライターを訴えたら逆に95万円の支払い命令(2020年3月5日配信『弁護士ドットコム』)

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勝訴後に会見したちだい氏(2020年3月4日、司法記者クラブ)

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久保田学氏

 NHKから国民を守る党(N国)所属の立川市議が、ネット記事で名誉を毀損されたとして、執筆したライターに200万円を求めていた訴訟の控訴審判決が3月4日、東京高裁であった。

 一審判決は、市議の請求を棄却し、逆に提訴自体が不法行為になるとして市議に対して約79万円の支払いを命じるものだった。

 高裁の川神裕裁判長は、この一審判決を支持。控訴審にかかった弁護士費用や実費を考慮し、市議に対して一審よりも16万円多い、計95万円の支払いを命じた。

●「居住実態ほぼない」の投稿がきっかけ

 裁判を起こしたのは立川市議の久保田学氏。全国の選挙を取材している選挙ウォッチャーちだい氏による「立川市に居住実態がほとんどない」とする記事が名誉毀損に当たると主張していた。

 高裁は、久保田氏が自ら配信した動画の中で、生活の本拠が立川市以外にあることをうかがわせる発言を繰り返していることなどから、ちだい氏の記事に真実相当性を認めた。

さらに、ちだい氏に違法性がないことを知りながら、または容易に知り得たのにあえて訴訟を起こしたと判断した。

●立花党首「スラップ訴訟」と動画で明言

 なお、この裁判について、N国党の立花孝志党首は、2019年5月12日に配信された久保田氏の動画で次のように発言している。

「この裁判は、そもそも勝って、ちだい君からお金を貰いにいくためにやった裁判じゃなくて、いわゆるスラップ訴訟、スラップっていうのは、裁判をして相手に経済的ダメージを与えるための裁判の事をスラップ訴訟と言うんですよ」(一審判決ママ)



N国の立川市議に賠償 命じる判決 千葉地裁支部(2019年9月24日配信『NHKニュース』)

 NHKから国民を守る党の立川市議会議員がインターネットの記事で名誉を傷つけられたとフリージャーナリストを訴えた裁判で、千葉地方裁判所松戸支部は、逆に訴えを起こしたことが不法行為だとして、市議会議員に78万円余りの賠償を命じました。

 NHKから国民を守る党の立川市議会の久保田学議員は、インターネット上の記事で「立川市に居住実態がない」などと書かれ、名誉を傷つけられたとして、選挙をテーマに取材するフリージャーナリストの「ちだい」氏に慰謝料200万円を求める訴えを起こしました。

 これに対し、ちだい氏は、久保田議員が主張が認められないことを分かっていながら経済的な負担を課すことを目的に裁判を起こしたとして、逆に、慰謝料など120万円余りの賠償を求めました。

 千葉地方裁判所松戸支部の江尻禎裁判官は、今月19日の判決で、「居住実態を裏付ける資料が住民票以外に提出されていない」として、名誉毀損に当たらないと判断しました。

 そのうえで「立花代表が勝訴をねらった裁判ではなく、経済的ダメージを与える裁判だという動画を公開している。訴えを起こしたことは裁判制度の趣旨や目的から著しく外れ、不法行為に当たる」と指摘し、久保田議員に対し、ちだい氏に78万円余りを賠償するよう命じました。

 判決について、ちだい氏は24日、東京 千代田区で会見を開き、「政党や議員を批判できなくなるのは民主主義にとって致命的であり、民主主義を守るうえでも大事な判決だ」と話しています。





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Author:gogotamu2019
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