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杉田水脈事務所がコロナ最中の政治資金パーティを批判した本サイトに抗議! なぜか「フィフィさんは大はしゃぎしてない」と(2020年3月8日配信『リテラ』)

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政治資金パーティを告知する杉田水脈Twitter

 安倍自民党の杉田水脈衆院議員の事務所からメールが届いた。コロナ感染拡大のさなか、杉田議員が盛大な政治資金パーティを開催したことを報じた本サイトの記事への抗議だった。まず、メールの全文を紹介しよう。

〈お世話になります。衆議院議員杉田水脈事務所と申します。
2月28日掲載の記事、「コロナのさなか秋葉首相補佐官だけでなく杉田水脈も政治資金パーティ!櫻井よしこが発起人、稲田朋美、ケント・G、フィフィも」につきましてご連絡させていただきました。
フィフィ様につきましては、先方様より取材の申し出があり、ジャーナリストとしてご参加をされておりました。
本文中に記述のあるような「大はしゃぎ」をされていたという事実はございませんでしたことをお含みおきいただけましたら幸甚でございます。
何卒宜しくお願い申し上げます。〉

 そう、抗議の中身は杉田議員に関する記述ではなく、パーティに参加していたフィフィ氏は「大はしゃぎしていない」というもの。フィフィ氏に関することをなぜ杉田水脈事務所が送ってくるのかさっぱりわからないうえ、抗議内容もまったくもって意味不明だ

 冒頭でふれたように、この記事の趣旨は杉田議員が政治資金パーティを開いたことを批判するもの。「杉田水脈を育てる会」と銘打たれたこのパーティは2月25日に開かれたのだが、前日の24日には政府の専門家会議が感染拡大を防ぐために立食パーティーや飲み会などを避けるよう呼びかけ、パーティ当日25日に政府が発表した基本方針にも、イベント開催を「全国一律の自粛要請を行うものではない」としながら「開催の必要性を改めて検討するよう要請する」と盛り込まれていた。後手後手の政府に対して対応を迫るべき与党政治家であるはずの杉田議員が、自粛の呼びかけを無視し、立食パーティを堂々と開いていた。

 それなのに、その部分については何ら触れず「フィフィ様は大はしゃぎしてない」って……。

  しかも、フィフィ氏に関する記述も事実誤認などではない。このパーティには、西村康稔経済再生相、北村誠吾地方創生相、竹本直一科学技術相の3閣僚、下村博文・選対委員長、稲田朋美・幹事長代行といった自民党役員に加え、代表発起人を務めた櫻井よしこや、ケント・ギルバート、フィフィといった右派文化人も顔をそろえており、本サイトは、その模様を以下のように書いていた。

〈「杉田水脈を育てる会」と銘打たれたこのパーティの発起人代表は櫻井よしこ氏。さらに、ケント・ギルバートとフィフィも参加していたようだ。
 たとえば、あるパーティ参加者のfacebookには、「杉田水脈を育てる会」の看板をバックにケント・ギルバートが挨拶している写真が〈それにしても乾杯の挨拶に立たれたケントギルバートさん、日本語上手すぎ〉というコメントつきで紹介されていたし、別の参加者はフィフィらが大はしゃぎしている写真とともに、〈昨日はあるパーティにご招待頂き、杉田水脈さんやフィフィさん、その他沢山の著名人や議員の方々と交流させて頂きました。中でも櫻井よしこさんにお会いできたのは感無量だった〉などとツイートしていた。〉

 そう、本サイトは参加者のツイートに、フィフィ氏らが大はしゃぎしている写真をアップされていたと書いただけなのだ。そして、実際、そういう写真がアップされていた。

フィフィにかわって抗議メールを送ってきた真意を杉田事務所に聞いてみたら…

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M氏がTwitterでアップしたフィフィの写真

 この写真をアップしたのは、杉田議員の「生産性ない」発言を擁護するなど保守反動的な発言で知られるM氏で、現在、写真は削除されているが、スクショがあるのでごらんいただきたい。

 左から2人目の女性がフィフィ氏だが、ご覧のとおり、たまたま映り込んだとかではなく、カメラ目線に決め顔で、明らかにほかの出席者4名と記念写真を撮っている。しかもフィフィ氏は、顔のそばで手をパーに広げて、なんなら小顔効果まで狙っている。これ、どう見ても、はしゃいでいるだろう。

 また、杉田事務所は「ジャーナリストとして取材のため」と言っているが、そもそも本サイトの記事ではフィフィ氏が招待だとか取材だとかは一切問題にしていない。しかし、取材のためにパーティに参加したジャーナリストが、自分が写真を撮影することはあっても、他の出席者とともに記念写真を撮るなんてするかね、普通。それに、フィフィ氏はいまのところ、この杉田議員のパーティについて、ツイッターにもブログにもまったく批判どころかレポートすらしていないのだが……。

 ちなみにパーティの2日後、安倍首相が一斉休校を打ち出す数時間前2月27日の午後に、フィフィはこんなツイートをしていた。

〈今日から卒業式の練習が続くから…息子がそう言って私は送り出したけど、新型コロナウイルスの件があるし、気が気じゃない親御さんは少なくないと思う。きっと教師の中にも不安はあると思う、大切な行事だって分かってる、でも子供達もやむを得ないと受け入れるから、学校が勇気ある決断をしてほしい。〉

 子どもたちが学校に行くことをかなり心配している様子だが、国会議員のパーティはOKということなのだろうか。

 それはともかく、繰り返すが、本サイトの記事はたんに事実を書いただけで、何の瑕疵もない。写真の印象が「大はしゃぎ」に見えないと言いたいのであれば、「小はしゃぎ」に訂正するくらいはするが、これ、抗議してくるような話なのか。

 もしかして、フィフィ氏に頼まれでもしたのか、と思って、杉田事務所に取材してみたが、電話に出た公設秘書K氏によると、頼まれたわけでなく「フィフィさんは招待ではなく、取材ということでお申し込みいただいたので、事実関係を訂正するという目的です」とのこと。ちなみに2万円の参加費は払っていないという。

 ついでに、杉田議員がなぜこんな時期に資金集めのパーティの開催を強行したのかについても聞いてみたのだが、これについても、K秘書は「当日15時ごろ加藤勝信厚労相が会見されたと思うのですが、少ない人数ですし、(杉田)本人はその日(国会で)質疑中で、会見中、私たちはすでに会場で準備をしていて、そこからストップはできなかった」と言い訳に終始した。前日の24日には政府の専門家会議が感染拡大を防ぐために立食パーティーや飲み会などを避けるよう呼びかけていたのに、いったい何を言ってるんだろうか。

 杉田事務所は関係のない参加者のどうでもいい話に抗議するヒマがあったら、政府が国民に自粛を呼びかけている状況下で自分たちがカネ集めパーティを開催強行したについて、もっときちんとした説明をすべきだと思うのだが……。




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Author:gogotamu2019
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