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声をつないで 長崎でもフラワーデモ 元民放記者の女性、黄色い花を手に被害吐露 国際女性デー(2020年3月8日配信『毎日新聞』)

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フラワーデモで性被害への理解を訴える元記者の女性=長崎市で2020年3月8日午後0時51

 国連が定める「国際女性デー」の8日、花を手に集まり、性暴力に抗議するフラワーデモが長崎市、北九州市など各地で開かれた。全都道府県の一斉開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送った地域もあった。

 東京都に暮らす元民放記者の50代女性は、25年ぶりに訪れた長崎市で、集まった約50人の前で1輪の黄色いガーベラを手に思いを吐露した。「私が声を上げなかったばっかりに、後輩の女性記者たちも被害を受けたのでは。責任を感じて参加を決意しました」

 入社2年目で警察担当だった1993年、取材相手の男性から性暴力に遭った。取材のため飲食中に意識を失い、女性が目を覚ますと、男性は飲み物に睡眠導入剤を入れたと明かし、被害写真を見せて脅した。当時の上司は「これを踏み台に記者として成長しろ」と守ってくれず、社外で心ないうわさも流され、2次被害に苦しんだ。心身の負担から休職して関西の実家に戻り、95年3月退職した。

 子供2人を育てながら発達障害児や不登校児の支援活動に打ち込んだ。2019年、教育現場のセクハラ根絶を訴えようと東京のフラワーデモに参加。女性たちの告白を聞き「自分に非があった」と納得させてきた思いが間違いだと気づいた。同年秋、自らマイクを握り体験を語り始めた頃、取材相手の長崎市幹部から07年に性暴力被害に遭ったと訴えている女性記者がいることなどを知り、長崎行きを決意した。

 8日のデモ後、女性は取材に「語ることが誰かを支えることになると気づき強くなれた。今は語れなくても生きて」と性被害に苦しむ女性に呼びかけた。

 一方、北九州市では約15人がJR小倉駅前で「#WithYou」などと書かれたメッセージを黙って掲げる「サイレントスタンディング」を実施した。

 約50人が集った東京駅前では生中継によるオンラインデモを初開催し、6000人以上が視聴した。この日で全国規模の定期開催は区切りとするが、冒頭、呼びかけ人で作家の北原みのりさんは「性暴力は私たちの日常で起きている。今日は区切りだけれど終わりではない。今度は社会が変わる番だ」と力を込めた。ツイッター上のデモを企画した地域でも発信が相次いだ。

 デモは19年3月に福岡県などで相次いで4件の性暴力事件に無罪判決が言い渡されたことに抗議するため、翌4月に始まった。



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Author:gogotamu2019
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