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2020国際女性デー 地位向上・平等 必ず実現(2020年3月10日配信『しんぶん赤旗」)

 国際女性デーの8日、世界各国で、女性への差別や暴力に抗議し、女性の地位向上を求めるデモや集会が行われました。

性的暴行許さぬ
仏・独 連帯掲げデモ


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8日、パリのデモで、「私の体は私の選択」などのプラカードを掲げる人たち(飛幡祐規氏提供)

 8日、欧州各地で女性たちがデモを行い、男女平等や女性への暴力撤廃、男性上位社会の克服などを訴えました。

 この日を「女性の権利のための日」と定めるフランスのパリでは、女性団体や労組、市民団体の呼びかけで、若い世代から高齢者まで約6万人(主催者発表)が、一時は強い雨が降る中市内をデモ行進しました。

 2月末に、未成年への暴行で有罪判決を受けたことのある映画監督のロマン・ポランスキー氏が、フランスのアカデミー賞ともいわれるセザール賞の最優秀監督賞を受賞。同氏は、米国の司法を逃れ、6人の女性から性的暴行で訴えられており、受賞に反発した多くの若者たちがデモに参加。授賞式で抗議の退席をした女優のアデル・エネルさんに連帯し、「立ち上がり、私たちは去る」「恥辱のセザール大賞」などのプラカードを掲げました。

 また、パートナーや元パートナーによる女性の殺害に多くの参加者が抗議。フランスでは毎年100人を超える女性がパートナーなどに殺されており、今年もすでに16人が亡くなっています。

 フランスでは、年金改革法案への反対運動が続いており、この日も女性の年金の減額をもたらす同法案の怒りが噴出しました。働く女性を象徴する、オーバーオールに赤い水玉スカーフ、黄色いゴム手袋のいでたちで一斉に踊る「フラッシュモブ」も行い、議会での法案の強行可決に強い怒りを示しました。

 ベルリンでは、女性団体などが市内をデモ行進しました。極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が、伝統的な家族観や性別役割分業を押し付けていることを批判し、女性やLGBT(性的少数者)などへの暴力に反対の声を上げました。

男女格差是正を
スペイン 首都で12万人


 スペイン全土で8日、男女格差の是正や女性への暴力反対を求めてデモ行進が行われました。首都マドリードでは政府発表で約12万人が参加。参加者は女性への暴力根絶を求めるシンボルカラーである紫の衣服や帽子を身に着け、「マチスモ(男性優位主義)で殺さないで」などと書かれたプラカードを掲げ行進しました。

 マリアナ・マルティンさんは「私たちは断固とした結束で、男女間の賃金や権利の平等を求めていく必要がある」と語りました。

 北東部バルセロナでは5万人が参加。南部バレンシア州でも大勢の参加者が「私たちの体に勝手に触らないで。私たちのことは私たちが決める」などとシュプレヒコールしながら行進しました。

恐れず声上げる
中南米 暴力根絶訴え


 中南米諸国でも8日、女性が男女平等の実現や女性への暴力の根絶、人工妊娠中絶の合法化を求めて大規模なデモ行進を行いました。

 ロイター通信によれば、チリの首都サンティアゴには15万人が集結。特に若い世代の参加が目立ちました。中絶合法化のシンボルである緑のスカーフを身に着けたバレンティナ・ナバロさん(21)は「私たち若い世代は目覚めた。声を上げ、たたかうことを恐れない」と語りました。

 メキシコの首都メキシコ市には市当局発表で8万人が集結。参加者は女性への暴力根絶を求めるシンボルカラーの紫を身に着け、この5年間で倍増した女性を標的とした殺人の根絶を訴えました。

 政府が問題の大きさを把握していないと感じ、殺害された女性の「声」になろうと初めて行進に参加した人もいます。宝石店経営のダニエラ・モリネロさん(29)は「状況は一層深刻です。もう声を上げられない人たちのために行進しなければ」と語りました。

 スペインメディアによると、コロンビアの首都ボゴタでも数千人規模のデモを実施。緑のスカーフを巻き付けた人形を手に参加したフェルナンダ・チャコンさん(26)は「私たちがどこにいようと安全で、自由で、強くいられるように参加しました」と語りました。

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスやブラジルのサンパウロでも大規模なデモ行進が行われました。

女性を自由に
トルコ 警察が催涙ガス


 トルコ最大都市イスタンブールで8日、女性の権利向上を求めるデモに対し、警察が催涙ガスを使用しました。

 ロイター通信などによると、イスタンブール中心部のタクシム広場近くに女性らが集まり、「女性が自由になれば世界が衝撃を受ける」などというスローガンを掲げて行進。「私たちは黙らない。恐れない。従わない」と唱和しました。

 しかし、市当局は広場につながる通りを封鎖。警察は、デモ参加者を排除し、拘束された女性もいるようです。

 トルコの女性らは女性の権利向上を要求するとともに、女性に対する暴力を非難してきました。トルコの女性支援団体「女性標的の殺人阻止を」によると、トルコ国内で2019年、男性による暴力で474人の女性が死亡しています。

 国際女性デー 20世紀初めに米国の女性が労働条件改善を求めて起こした行動を受けて1910年、デンマークのコペンハーゲンで開かれた国際会議で創設が提案、承認され、各国で取り組まれ始めました。1917年には行動日が3月8日に統一され、今では各国で女性の地位向上へ一斉に行動する日となっています。国連は1975年から3月8日を国際女性デーとしています。




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