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東京大空襲 「あの日」証言伝える 江東など新たな形の取り組み(2020年3月15日配信『東京新聞』)

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空襲を知るための外国人向けツアーで、体験者の男性(右)と平和を祈り、折り紙を折るルーマニア人男性。中央は伊藤薫さん=江東区で

 東京大空襲の被害が甚大だった江東区を中心に、高齢化する体験者の証言を聞き取り、発信する取り組みが続いている。「空襲を過去のことにせず、私たちの今の暮らしにもつながっていると知ってほしい」。紙芝居や町歩きなど新しい形で伝えるのが特徴だ。

 「髪の毛が燃える、服が燃える、すべての思い出が燃え上がる」

 6日、江東区の多目的スペース。紙芝居楽団「うちゅうばくはつがくだん」が東京大空襲をテーマにした「光のカーニバル」を上演していた。

 不登校の少女美幸が浅草で出会った奇術師に導かれ空襲の日の記憶をたどるストーリー。川に飛び込む人や、火だるまとなった人、炭のようになった遺体-。悲惨な光景を目にして、美幸は初めて自分の住む町でかつて起きた悲劇を知る。

 「戦争という『見たくないもの』に懐中電灯を当てながら拾い上げた」と、団長のシマカワコウヂさん(43)。体験者の話を聞いた上で制作しており「受け取った思いや熱量を、紙芝居を通して渡したい」と話す。

 江東区を中心とした町歩きツアーをしている「TreckTreck」代表の伊藤薫さん(38)=同区=は慰霊碑や防空壕(ごう)を巡る外国人向けの企画を昨年秋から提供。今月もルーマニア人男性(33)を案内し、空襲体験者の男性(81)の証言を聞いていた。伊藤さんは「関東大震災や東京大空襲から再生している町だと伝えると、興味を持つ人が多い」と話す。

 「当時を少しでも体感したい」と、75年前に空襲が始まった時間帯に合わせ、生き延びた被害者がたどった道を走るイベントも10日未明に仲間と実施した。参加した江東区の会社員高橋一也さん(57)は「火の海でどこに逃げればいいか分からず、周りで大勢の人が亡くなっていく。そんなことが75年前にあったんだと思いながら走った。戦争ってすごく悲しいことだな」と話した。



朝鮮人犠牲者 無念の思い伝える(2020年3月15日配信『しんぶん赤旗」)

東京大空襲 追悼式

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東京大空襲朝鮮人犠牲者の追悼会で献花する人たち=14日、東京都内

 東京大空襲による朝鮮人犠牲者を記憶し、追悼しようと14日、東京都内で式典が開かれ、献花が行われました。2007年から始まった追悼式は、今回で14回目。主催は「東京大空襲朝鮮人犠牲者を追悼する会」(西沢清代表)です。

 東京大空襲は1945年3月10日未明に始まり、米軍の爆撃機による、焼夷(しょうい)弾などの投下による空襲で10万人を超える死者が出ました。うち1万人超が朝鮮人の犠牲者といわれています。

 あいさつにたった日本キリスト教協議会の金性済(キム・ソンジェ)総幹事は、憲法9条ができた経緯に触れながら、「日本人が加害者としての責任を忘れてしまったなら、多数の犠牲者を出したアジアと、9条の平和思想を分かち合うことはできない」と指摘。大空襲から75年の今年、「歴史認識の原点を再確認していきたい。宗教者として、犠牲者の無念の思いを語り伝えていく」と決意を語りました。

 初めて式典に出席した男性(30)は、自らが貧困で苦しんでおり、朝鮮人に対する不平等や差別は「人ごとではないと思い参加した」といいます。「日本政府は侵略戦争と植民地支配の過去を素直に受け入れ、謝罪すべきだ」と語りました。



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Author:gogotamu2019
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