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加計獣医学部が新型コロナ「取り組み」をHPに 国会で「活動内容」ただされる経緯も(2020年3月18日配信『毎日新聞』)

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2018年4月に開学した学校法人加計学園の岡山理科大獣医学部=愛媛県今治市で18年4月10日、本社ヘリから

 学校法人「加計学園」(岡山市)が運営する岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)は、同学部のホームページ(HP)に「新型コロナウイルスへの本学の取り組み」を掲載した。17日付で大学HPで告知した。

 学部新設の際、「先端ライフサイエンス研究、感染症対策の危機管理人材育成、新薬開発などに関わる学部」と国家戦略特区の諮問会議で位置づけられており、新型コロナウイルスの感染防止をめぐり、国会で2月以降、「加計学園は今、どんな活動をしているのか」などとただされていた。

 学部HPでは、新型コロナウイルス感染症について「これまでのSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)と同様、コウモリ由来のウイルスによると考えられ、ヒトへの感染に媒介動物がいる可能性がありますが、制御するのは容易でないと思われます」と説明。そのうえで、2020年度の「人獣共通感染症」の講義に新型コロナウイルス感染症を組み入れるよう計画しているとした。

 細部については吉川泰弘学部長のホームページで情報発信していることを説明。「国際シンポジウムのような形で取り組んでいきたい」と今後の方針を示したが、新型コロナウイルスの新薬開発については「系列大薬学部の医薬品素材探索や製剤技術に関する専門家などとも協力して研究していきたい」と触れるにとどめた。

新型コロナウイルスへの本学の取り組み

 野生動物間でウイルスがどのように振る舞い、種を超えてヒトに感染するのか、というウイルスの生態を明らかにすることは獣医の役割です。そこで、獣医学部では、これまで人獣共通感染症の講義において総論・各論のほかに事例解析としてデング熱、エボラ出血熱、重症熱性血小板減少症を取り上げてきました。今般、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、WHO(世界保健機関)は2020年3月11日に深刻な現状を「パンデミック」(世界的大流行)と表明しました。ヒトと動物の共通感染症で、これまでのSARS、MERSと同様、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)もコウモリ由来のウイルスによると考えられ、ヒトへの感染に媒介動物がいる可能性がありますが、制御するのは容易ではないと思われます。2020年度の「人獣共通感染症」の講義には「新興コロナウイルス感染症」を組み入れるよう計画しています。

 国際シンポジウムとして昨年3月に「越境感染症の野生動物対策」、11月には「今注目される新興ダニ媒介人獣共通感染症」を開催し、野生動物やペットからの感染の状況、患者の発生状況と予防法などを紹介しました。また、過去2年間で合計19回の市民公開講座を開催し、多くの専門家、市民に対して最新の情報発信や啓発活動に寄与しています。今般の新型コロナウイルス感染症についても、国際シンポジウムのような形で取り組んでいきたいと考えています。

現在、吉川獣医学部長のホームページ(https://www.ayyoshi.com/)で、「コロナウイルス感染症」について情報発信していますので、ご覧下さい。

吉川獣医学部長のホームページ➡ここをクリック

 新型コロナウイルスの新薬開発については、系列大学薬学部の医薬品の素材探索や製剤技術に関する専門家などとも協力して研究していきたいと考えます。





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