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視覚障害、点訳で支え 市広報など 足利の星野さん厚労大臣表彰(2020年3月23日配信『東京新聞』ー「栃木版」)

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表彰状を手に喜びを語る星野喜以子さん。右は和泉聡市長=足利市で

 足利市の点訳サークル「あいの会」で28年間、奉仕活動を続けてきた同市鹿島町の主婦、星野喜以(きい)子さん(76)が「障害者自立更生等厚生労働大臣表彰」を受けた。表彰式典後に皇居で天皇皇后両陛下からねぎらいの言葉を贈られた星野さんは「気持ちを込めて間違いがないよう作業しています。雅子さまの笑顔が印象的でした」と喜んでいる。 

 「子育てが一段落し、自分のために何かやってみようと点訳を始め、28年になります」と星野さん。今回は、障害を克服して自立した人やその自立支援に尽力した人、社会参加に貢献した人ら57人が表彰された。表彰式典は2月17日、都内であった。

 身体障害者等社会参加促進功労者として表彰された星野さんは今月13日、市役所を訪れ、和泉聡市長に報告した。星野さんに市の記念品を手渡した和泉市長は「地道で根気がいる作業。柔らかい心を感じます。いろんな人がエネルギーをいただいています」と感謝した。

 「あいの会」は1992年に発足した。立ち上げメンバーは、県主催の初級点訳講習会を受講した星野さんら14人。現在は50~80代の約50人が会員になり、市視覚障害者福祉ホームを拠点に週1回、活動している。

 市の広報「あしかがみ」の定期点訳をはじめ、視覚障害者からの依頼に応じて各種文書や資料、取扱説明書などを点訳する。プロ野球や大相撲、鉄道などファン向けの娯楽情報も積極的に点訳し、喜ばれているという。

 点訳は6つの点で平仮名一字一字を表現する。パソコン点訳が主流となった時は「挫折しそうだったが、頑張った」と苦笑いする星野さん。「健康でいられる限り、活動を続けていきたい」と意気込んでいる。






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