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ノーモア水俣病、農産加工に障害者の力 「エコネット」が就労事業所(2020年4月2日配信『西日本新聞』)

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エコネットみなまたが取り組むかんきつ類のジャムにラベルを貼る作業=熊本県水俣市

 水俣病を教訓に、農薬や化学肥料に頼らないかんきつ類の加工などを手掛ける企業組合「エコネットみなまた」(熊本県水俣市)は1日、一般的な就労が難しい障害者が働く「就労継続支援B型事業所」を開設した。水俣病患者と働いた経験を生かし、環境に配慮した商品作りを通して地域の福祉充実に取り組む。

 定員は20人。当面は10人程度での活動を目指す。ブルーベリーや特産のサラダタマネギの収穫、かんきつ類を使ったジャムやジュース作りを担当してもらう。果物の洗浄や商品のラベル貼りなど軽作業もあり、障害の程度は問わず募集する。

 組合は1986年、公害発生の経験から大量生産や大量消費と決別した循環型社会を目指そうと、廃食油を再利用したせっけんを製造する任意団体として発足。水俣病患者とともに働くことを理念に掲げ、胎児性や小児性の患者が軽作業に従事した。90年代前半ごろ、障害者や親から「水俣病患者だけ特別扱い」との声が聞かれるように。組合も「線引きするのは共生社会に逆行する」(永野隆文専務理事)と考え方が変わったという。

 2006年から農薬を使わない農産品の加工と販売も始め、精神障害者数人が社員に加わった。15年に従来より広い社屋兼工場へ移転し、建物をバリアフリー化。就労に意欲を示す障害者を対象に、社員が介助技術を学ぶなどして受け入れ態勢を整えてきた。

 永野専務理事は「利用者とともに事業も成長させ、経済的に自立するステップにしたい」と話している。 




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