FC2ブログ

記事一覧

湖東病院の患者死亡で無罪が確定 検察が控訴断念(2020年4月2日配信『京都新聞』)

 東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=を無罪とした大津地裁の再審判決について、大津地検は2日、上訴権を放棄したと発表した。逮捕から約16年が過ぎ、西山さんの無罪が確定した。

 西山さんは「すごくうれしい。両親もとても喜んでいる」と話し、3月31日の判決から2日後の上訴権放棄について「検察が悪あがきして喜べないという思いもある」とした。

 井戸謙一弁護団長(66)も「検察は判決直後に上訴権を放棄すべきだった。捜査機関は判決の指摘を受け止め、捜査を検証し、改善すべきだ」と強調。国家賠償請求訴訟については「改めて検討したい」とした。

 一方、同地検の山上真由美次席検事は「判決を精査し、控訴しないと判断した」との談話を出した。理由の説明や謝罪はなかった。

 西山さんは04年7月、殺害を自白したとして逮捕、起訴された。公判では否認し無罪を主張したが、05年の大津地裁判決で有罪認定され、07年に最高裁で確定、17年8月まで服役した。

 第2次再審請求で大阪高裁が17年12月、再審開始を決定。20年2月に始まった再審公判では検察側は新たな有罪立証をせず、3月31日の判決で大津地裁は「事件性は認められず、自白の信用性に重大な疑義があり、任意性にも疑いがある」と無罪を言い渡した。



元看護助手の無罪確定 大津地検、上訴権放棄(2020年4月2日配信『産経新聞』)

 滋賀県の病院患者死亡をめぐり、殺人罪で実刑となり服役した西山美香さん(40)を再審無罪とした大津地裁判決について、大津地検は2日、上訴権を放棄した。逮捕から15年余りを経て西山さんの無罪が確定した。

 3月31日の無罪判決は、患者の死因は不整脈などによる自然死の可能性が高いと判断。殺害を認めた西山さんの自白についても「供述が目まぐるしく変遷し、担当刑事が恋愛感情を利用し誘導した可能性がある」として、不適切な捜査によって誘発された疑いが強いと結論づけた。

 西山さんは同県東近江市の湖東記念病院で平成15年、男性患者=当時(72)=の人工呼吸器を外し殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定、服役した。

 再審無罪が確定したことを受け、西山さんは弁護団を通じて「控訴されるのではないかとドキドキしていた。すごくうれしい。両親と喜び合いたい」とするコメントを発表した。



検察控訴せず元看護助手無罪確定(2020年4月2日配信『NHKニュース』)

 17年前、滋賀県東近江市の病院で患者が死亡したことをめぐる再審=やり直しの裁判で、検察は2日、無罪を言い渡された元看護助手の女性について控訴をしない手続きをとり無罪が確定しました。

 東近江市の湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(40)は、平成15年に72歳の男性患者を殺害したとして懲役12年の刑で服役しましたが、先月31日、再審=やり直しの裁判で無罪の判決を言い渡されました。

 判決は、元の裁判で有罪の根拠とされた捜査段階の自白について、警察官が不当に誘導した疑いが強いとして証拠から排除したうえで、患者は病死だった可能性があり、そもそも事件性すら証明されていないと結論づけていました。

 大津地方検察庁は無罪判決について対応を検討していましたが、2日、「内容を精査した結果、控訴しないものと判断し上訴権を放棄した」とするコメントを発表しました。

 裁判所によりますと、検察は控訴をしない手続きを終えたということで、これにより西山さんの無罪が確定しました。

【西山さん“すごくうれしい”】。

 無罪の確定を知った西山さんは、「すごくうれしいです。検察がすぐに控訴を断念しなかったのは悪あがきで、そういうことはしないでほしかった」とコメントしています。

 両親は「これでようやく娘の罪も晴れ、うれしい気持ちでいっぱいです。これからは普通の生活をし、やりたいことをやらせてあげたいです」と話していました。

 また、弁護団長の井戸謙一弁護士は、「非常に大きな区切りで、西山さんには『よかったね。これから前を向いて生きていこうね』と声をかけてあげたい。国への賠償請求については西山さんと相談して決めたいが、これからも日本の刑事司法の改善に役に立つ活動をしていきたい」と話していました。









スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ