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長時間労働で自殺 逆転で労災認定 伊勢崎の工場勤務男性 保険審査官が労基署判断取り消し(2020年4月7日配信『上毛新聞』)

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遺影を掲げて記者会見する両親=6日、県庁

 化学メーカー「デンカ」(東京都)の伊勢崎工場に勤務していた研究員の男性=当時(28)=が2016年5月に自殺したのは長時間労働による精神障害が原因だったとして、群馬労働局の労災補償保険審査官が、労災を認めなかった前橋労働基準監督署の判断を取り消し、労災を認定していたことが6日、分かった。3月31日付。両親らが6日、県庁で記者会見して明らかにした。

 遺族や弁護団によると、男性は山形大大学院理工学研究科博士前期課程を修了し、12年4月に同社伊勢崎工場の高分子加工研究部に研究員として配属。16年5月に寮で首をつって自殺した。

 遺族は13年4月ごろから恒常的に月100時間以上の時間外労働があり、医師の診断書を基に「抑うつ状態だった」と主張。男性がインターネットで「睡眠時間 3時間」「仕事 殴られる」「自殺したい」などと検索していたことも見つかった。17年12月に前橋労基署に労災認定を申し立てたが、退けられた。遺族は昨年3月、これを不服として審査官に審査請求していた。

 審査官の決定書では、恒常的な長い時間外労働(月100時間程度)を認め、心理的負荷は大きかったと指摘。「業務上の事由による精神障害が徐々に重症化し、自殺に至った」とし、長時間労働による精神障害と自殺に因果関係があると結論付けた。

 父親(69)=岩手県釜石市=は「息子は明朗活発で未来があった。会社に人としての思いやりがあれば死ななくても良かったはずだ」と言葉を詰まらせながら訴え、「なぜ長時間の残業がなされたのか。真実を明らかにするとともに、会社の責任者に謝罪してほしい」として会社側に損害賠償を求め民事提訴する方針を示した。

 上毛新聞の取材に、同社は「亡くなった方のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、当局の判断を誠実に受け止め再発の防止に努めます」とコメント。前橋労基署は「審査官の判断を尊重し、決定を見直したい」とした。




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