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茨城からも性暴力NO フラワーデモ 今月から月1回開催(2020年4月8日配信『東京新聞』ー「茨城版」)

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「性虐待で苦しんでいる人は一歩踏み出してほしい」と話す佐々木愛美さん=つくば市で

 性暴力や性差別に抗議する「フラワーデモ」が茨城県内でも広がっている。つくば市で2月に初めて開かれ、今月から毎月1回定例化されることになった。最初のデモを呼び掛けたのは、父から性的虐待を受けた経験がある会社員の佐々木愛美さん(25)=県内在住。「茨城にも性暴力、性虐待は存在する。当事者は我慢せず、一歩踏み出してほしい」と訴える。

 佐々木さんがフラワーデモの存在を知ったのは昨年末のこと。県内で開催されれば参加しようと思っていた。ところが主催する人がなかなか現れず、意を決して自ら企画した。

 県内初のフラワーデモは2月11日、会場はつくばエクスプレス(TX)つくば駅近くの広場。ツイッターなどで告知したところ、20~60代の女性十数人が集まった。「#Me too」や「性暴力を許さない」などと書かれたプラカードや花を手に、声を出さない「サイレントスタンディング」の形で展開した。

 佐々木さんを突き動かすのは、ぬぐいがたい性的虐待の記憶だ。「苦しんでいる人の力になれれば、自分のためにもなる」

 父の虐待は小学5年から始まった。父には「他の家でもやっている」「弟や妹も大きくなったらやる」と言い聞かされた。それが紛れもない性的虐待であると分かったのは中学2年の時、当時の交際相手に指摘されたからだ。しかし、母やきょうだいに打ち明けることはなかった。

 高校1年で父を拒絶すると、虐待はなくなった。母には手紙で被害を打ち明けた。大学4年からは実家に帰らず、以来、父とは一度も会っていない。佐々木さんは「父とは一生会いたくない」と語気を強める。

 今も「トラウマ(心的外傷)が癒やし切れていない」と語る。夜、近づいて来る足音を怖いと感じる。人と話したり感情を表に出したりするのは苦手だ。「過去を思い出すのも嫌で、理由もなく落ち込むこともあった」と苦しい胸の内を開かす。

 それでも自身の過去と少しずつ向き合っている。2月のデモは大きな一歩だった。

 国際女性デーの3月8日には、38都道府県でデモが繰り広げられた。水戸市やつくば市でも声を上げる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされた。

 この日、佐々木さんは東京駅前のデモに駆け付けた。他の当事者から温かく迎えられ、「父から性虐待を受けて育った」と経験を打ち明けると、「勇気を出して話してくれたね」と励まされた。

 県内2回目のデモは今月11日、JR水戸駅前で実施する。新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したつくば市での再開が見通せない中、デモへの興味や関心を薄れさせまいと、2月のデモ参加者が水戸市で継続することを決めた。佐々木さんは「新型コロナウイルスが落ち着いたら水戸とつくばで連携して開催していきたい」と話している。

<フラワーデモ> 性暴力に抗議し、性暴力の被害者に寄り添う気持ちを表すために花を持って集まる街頭活動。昨年3月に性暴力事件の無罪判決が4件相次いだことを受け、4月11日に東京駅前で1回目のデモが開かれた。その後、共感が広がり、毎月11日に全国各地で展開されている。

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2月のフラワーデモで使われたプラカードや造花(佐々木愛美さん提供)



性暴力撲滅を つくばで「フラワーデモ」 茨城県内初(2020年3月18日配信『茨城新聞』)

性暴力撲滅を つくばで「フラワーデモ」 茨城県内初

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「フラワーデモを開催することで、一助になれば」と話す佐々木愛美さん

 花を手に持ち、性暴力に抗議する「フラワーデモ」が2月、県内でも始まった。呼び掛けたのは茨城県在住の会社員、佐々木愛美さん(25)。3月8日の「国際女性デー」には、東京駅前で開催されたフラワーデモに参加。過去の被害を告白し、性暴力撲滅を社会へ訴えた。

 「県内でも立ち上げたい」。2月11日、つくばエクスプレス(TX)つくば駅前で県内初のフラワーデモを開催した。ツイッターなどの告知を見た20~50代の女性十数人が「#MEE TOO」などと書かれたボードや色鮮やかな花を掲げ、静かに集った。

 開催の原動力となったのは、実の父親から受けた性的虐待。小学5年生~高校1年まで続いた。嫌悪感を抱いていたが「どこの家でも同じようなことをしてる」「秘密にして」と父親に言われ、当時は性的虐待とは思わなかった。

 母親や兄弟には打ち明けてこなかったが、中学2年の時、親しくなった知人から性的虐待を指摘され、気が付いた。

 8日は、県内で2回目となるデモの開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。しかし、佐々木さんは被害に苦しむ人の助けになりたいと都内のデモに参加した。温かな雰囲気に包まれる中、約50人が参加。

 その様子はインターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」にオンラインで流され約6千人が視聴した。佐々木さんは「県内でも性暴力の被害者はいる。デモを開催することで、一歩目の助けになれば」と今後の開催に意欲を見せる。

 フラワーデモは、昨春4件の性暴力の無罪判決が続いたことに抗議し、社会から根絶しようと始まった。毎月11日に全国各地で開催されている。呼び掛け人の松尾亜紀子さんによると、全国で延べ1万人超が参加(3月現在)。








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