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へアドネーション(2020年4月11日配信『福島民報』-「あぶくま抄」)

 病気と闘う子どもに医療用のかつらを贈る「ヘアドネーション」と呼ばれる活動が広がっている。中学校の卒業記念に3年間伸ばした髪の毛を切る生徒がいれば、誰かのために役立てばと一定の長さになる度に提供する人もいる。

  大阪のNPO法人が中心となり手掛ける。全国の美容室や理容店など4000店以上が賛同している。好みに合わせて仕上げ、無償で届ける。一人分を完成させるのに、20人ほどの量が要るという。30センチを超える長さが望ましいが、少し短くても受け入れ、無駄にはしない。

  県内のライオンズクラブ国際協会332-D地区は2年ほど前から協力している。理容や美容の組合に呼び掛け、毛髪を引き受ける。乾燥して一人分ずつ大切に束ね、法人へ送る。昨年は取り組みをまとめたポスターを作り、学校への掲示も始めた。1年間で600人近くから寄せられるほどになった。

  切った髪の毛は普段であれば、そのまま捨てられてしまう。思わぬ大病の治療で容姿が変わり、その後の生活に不安を抱く人がいることを想像してみよう。支えになれる手だてはある。ちょっとした優しい気持ちが、つらい病を乗り越えた幼い子らの心を癒やす。




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